架空鉄道趣味のために集まった府市統合本部PT

橋下・維新

 大阪府市統合本部の地下鉄プロジェクトチームが2012年5月7日までに、大阪市営地下鉄四つ橋線を北に延伸し、阪急・四つ橋線・南海経由で新大阪~関西空港の直通列車を走らせる構想を打ち出した。
 四つ橋線を西梅田から延伸し阪急十三につなげ、十三からは阪急新大阪連絡線を新設。南は難波で四つ橋線と南海をつなげるらしい・
 しかしただの空想だけで、普通に考えればありえない。
 鉄道関係者や鉄道ファンにとっては自明の話なのであるが、四つ橋線・阪急・南海はそれぞれ路線規格が全く違う。特に大きく違うのは線路の幅と集電方式。
四つ橋線:1435mm標準軌、第三軌条750V
阪急:1435mm標準軌、架線式1500V
南海:1067mm狭軌、架線式1500V
 このほか、トンネルの大きさや車両の最大幅などの問題もあり、3社直通する列車は無理である。ハイブリッド集電方式のフリーゲージトレインなどを作れば技術的には可能でも、コストが実用に見合わない。
 路線の規格をそろえる工事をすれば技術的には一番無難だが、しかし簡単に言っても、対象路線の数年単位での運休などを必要とするので現実的ではない。
 また西梅田駅は、すぐ北にある阪神梅田駅とほぼ同じ深さにある。北へ延伸しようと思えば、西梅田駅付近のトンネルを掘り直さなければならない。
 また南海と四つ橋線の接続は難波を想定しているが、四つ橋線と南海の駅は離れている上、四つ橋線は地下駅・南海は高架駅という問題がある。土地などに余裕はなく。難波のどこでつなげるというのか。
 地図を見て理想の鉄道路線を空想するただの架空鉄道趣味ならともかく、こんなものを有識者と称する人が集まって公式のプロジェクトチームで論じること自体が、税金の無駄ではないか。またこんなものを実行されればさらに税金の無駄遣いになる。

スポンサーリンク