大阪市公募区長合格者の論文に脱力

橋下・維新

大阪市の公募区長合格者の応募論文が、大阪市のサイト上で公表された。

当初志望して論文で取り上げた区とは違う区に採用された「回し合格者」も目立つ。住吉区志望だった高橋英樹現住吉区長が、論文では区の実情を踏まえた具体的な提言を書いたのに次期住之江区長に回され、旭区志望だった吉田康人氏が次期住吉区長に収まる意味不明な「玉突き」まであった。

応募論文に目を通すと、現職区長出身者は区の実態を把握して比較的具体的な提言を述べているのに対し、民間出身者は橋下・維新の政策をまとめた「作文」レベルで、区の実態についてもネットや統計資料から引き出しただけの理解レベルにとどまっている者が目立つ。

全体的に脱力感を感じるものが多く、多くの論文(作文)が突っ込みどころ満載ではある。

ここでは特に際立ったものをひとつ取り上げてみる。臣永正廣次期西成区長、もはやネタレベルの出来の悪さである。

  • ワークシェアリングを提唱し、区の臨時雇用職員などとして区内の清掃業務などに当たらせ、生活保護を半減させるという。→その一方で、給与として想定されている8万円~10万円の給料ではさすがに生活できない。
  • 住民サービスでは「西成を治験テストケース」にする。→一体何をしたいのか。ただの実験場にしたいだけなのか。
  • 最新鋭のごみ処理施設誘致。→あの、市長は市内のゴミ焼却場を8ヶ所から6ヶ所に統廃合すると言っているんですが、増やすの?また大阪市環境局住之江工場は住所は住之江区だけど、敷地の隣が西成区との境界になっている立地条件ですけど。
  • 西成区にこそカジノ誘致→子育て世代を誘致とか言っているのにカジノなんか誘致されると、より一層子育て世代は寄り付かない街に、もっと言うなら今の住民は追い出される形になって普通の人が住めないどころか近寄れないような「最悪のイメージの街」にもなりかねませんが。

橋下・維新やそのシンパはただのネタ・ホラ吹きではなく、実際に斜め上のことをしてきている。橋下・維新やその手先の思いつきの実験場にされて街を壊される怖さを感じた。もっとも、西成区だけではなく、他の多くの区の区長も程度の差こそあれ、今まで住民が創りあげてきた街を根本から壊す実験場にしたいんじゃないかという怖さを感じる。

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