大阪市の赤バス

ニュース大阪市交通局, 赤バス

大阪市交通局では「赤バス」と呼ばれるコミュニティバスを走らせています。各区ごとに、原則として区内を循環し、区内の鉄道駅(一部は区の境界付近にある隣接区の駅に乗り入れ)や区役所・公共施設・住宅地などを結んでいます。

しかし大阪市は2012年、年度末での赤バスの廃止を打ち出しました。廃止は前市政時代から検討されていたものの、ルートの改善などで利用向上を図り、また廃止の場合の代替手段なども慎重に検討されていました。利用者数の目標値を決めて効果を測定していたところでしたが、しかし橋下市政に代わり、利用目標値に達しなかったところは機械的に廃止という方針が打ち出されました。

中には西成東ループのように、目標値からわずか0.1%下回っただけで廃止が打ち出されたところもあります。

赤バスの主力車両はオムニノーバ・マルチライダー。スウェーデンからの輸入車だそうです。

大阪市赤バス オムニノーバ・マルチライダー

この他、私はまだ遭遇したことがなく写真も手元にありませんが、ベンツの赤バスも走っているそうです。ベンツといえば高級車のイメージですが、輸入バスだと値段的には国産と変わらないようです。

赤バス運行開始から約10年がたち、初期に導入された車両の置き換えとして、2012年度に新型車両が導入されています。

新たに導入された日野ポンチョの赤バスは、従来車両のように全面赤塗装ではなく、大阪市営バスの一般バスのデザイン(クリーム地にライトグリーンもしくは水色の帯)に準じ、車体はクリーム地に赤の帯になっています。赤バスが廃止された場合、あまり乗客の多くない一般路線への転用も考えているのでしょうか。

写真ではうまく写っていませんが、前面上部に行き先案内のLEDがあります。

赤バス 日野・ポンチョ

赤バスは現状赤字で、赤字はできるだけ少ないことが望ましいことは言うまでもないでしょう。ただ、交通局として黒字の市営地下鉄と組み合わせて、交通の足確保の全体的な観点から、性急な廃止は避け可能な限り維持の方策を検討してほしいものです。

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