「協定書」大阪市会で承認

橋下・維新大阪都構想

大阪市会本会議で3月13日、大阪市解体構想の住民投票を決める「特別区設置協定書」が、維新の会と公明の賛成多数で承認された。

大阪府議会での協定書承認を経て、5月17日の大阪市解体住民投票が正式に動くことになる。

協定書反対の本会議質疑、自民党の柳本顕市議(西成区選出)と共産党の山中智子市議(城東区選出)がそれぞれ、反対討論の内容を自らのウェブサイトで公表している。ぜひ読んでいただきたい。

一方で大阪市会では、維新の会の村上満由大阪市議(中央区選出)が造反して反対し、本会議終了後に会派離脱の意向を表明した。

 採決では維新会派の村上満由市議が立たず、反対の意思を示した。記者団の取材に対して特別区の区割りなど協定書の内容や党運営への不満を理由に挙げ、「パフォーマンス重視で、住民の声を聞いていない」と維新を批判した。

(産経新聞web 2015年3月14日『【大阪都構想】最終決戦嵐の予感 造反にヤジも 大阪市議会波乱の幕切れ 橋下氏は声援に笑顔で応じる余裕も』)

村上市議は次期大阪市議選では、定数2の中央区で一次公認を受けたものの、中央区で2人目の維新新人候補が立った。2議席独占の強気策でいくのかと思えば村上市議が公認辞退という経緯になった。

維新信者のツイッターなどを読みとくと、村上市議と維新執行部の間に距離ができ、2人目の候補擁立は村上市議に出馬辞退を迫るために圧力をかける作戦のひとつだったとも指摘されている。村上市議への維新信者の罵倒にはひどいものがあった。

また公明党市議は採決の際、中腰で立つような動作をした議員もいたと指摘されている。「協定書」は中身や手続きが問題となり、公明党も含めた野党会派が一度否決した。しかし公明党大阪府本部は東京の本部からの圧力を受け、「協定書の中身そのものには反対だが、住民投票はする」という不可解な態度に転じ、現場の大阪府議・大阪市議に押し付けた。府議・市議は抵抗したが結局本部方針が押し切られることになった。中腰での起立は、せめてもの抵抗だったのだろうか。

全住民を巻き込むような危険な賭けに出なくても、一度葬ったものを再び蘇らせなくても、一度議会で葬り去ったのだからそのまま葬ったままにしておけば一番簡単だし単純明快ではある。

しかしこの段階になれば、住民投票ではっきりと反対の意思を突きつける以外に対処の方法がなくなっている。

4月12日の統一地方選挙では、大阪市解体構想に反対する会派の議員を大きく増やすこと、そして維新にNOを突きつける。そして5月17日にははっきりと反対の投票をすることが重要である。

ちまたでは「反対だけど投票にいかなくてええやん」という声も多くあると聞く。しかし黙っていたら都合が良いようにねじ曲げられて「賛成」扱いするのが、維新のやり方である。そのことを考えて、ひとりでも多くの人に足を運んでいただきたい。

スポンサーリンク