桜宮高校生徒自殺事件と橋下市長

ニュース

 大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の男子生徒が2012年末に自殺し、顧問からの暴力や精神的な圧迫を苦にしたことが指摘されている事件が連日報じられています。

 本当に痛ましい話であり、こんなことが二度と起きてはならないと感じています。

 一方で橋下徹大阪市長は、過去に自らが体罰を推進・容認した数々の言動は棚に上げ、体罰批判を激しくおこなっています。

 もちろん顧問の行為は許されないことであり、当該者を厳しく処分した上再発防止策を図っていくべきです。しかし橋下市長の場合、体罰容認の姿勢をそのままに学校側を攻撃することで、単に事件を利用して学校や教育委員会の細部の運営に介入する口実を作りたいだけではないか、そういう疑念がぬぐい去れません。

 そういう「政治利用」では、顧問教諭の行為と同様に、自殺した生徒の名誉を傷つけ、関係者の心情を傷つけるものになってしまいます。また似たような事件を再発させることにもつながりかねません。

 本当の意味で事件を解決しようとするのならば、一切の体罰は許されないという立場に立たなければいけないでしょう。

スポンサーリンク