橋下が水道局のペットボトル水を勘違いで攻撃しながらこっそり復活したようです

大阪市水道局は3月27日、ペットボトル詰め水道水「ええやん」を、4月から限定発売すると発表した。

時事通信の記事から。

ペットボトル詰め水道水、限定発売=大阪市

大阪市は27日、ペットボトル詰め水道水「ええやん」を4月から限定発売すると発表した。2015年は大阪府と市が策定した観光客誘致に向けた「都市魅力創造戦略」のシンボルイヤーと位置付けられていて、これに合わせ開催されるイベントに訪れる観光客らに大阪市の水道水をPRすることが目的。
ペットボトルは500ミリリットル入りで、製造本数は2万4000本。販売価格は税込み1本100円。大阪城内の広場や吉本興業の劇場「なんばグランド花月」内の店舗などで販売される。
市は2007年度~11年度、水道水をPRするため、ペットボトル詰め水道水「ほんまや」を発売したが、赤字だったため、今回は業者選定の際、一般競争入札を行って製造原価を抑えたり、製造本数を精査したりして、赤字が出ないような販売計画を立てたという。
市水道局の担当者は「たくさんの人に飲んでもらって、大阪の水をPRしたい」と語った。(2015/03/27-16:00)

一見すると、別になんてことはないニュースで、流しそうになる。

しかしペットボトル水道水で、橋下徹大阪市長は何をしてきたのか。

かつて大阪市が販売してきたペットボトル水道水「ほんまや」に対して、橋下徹が事実に反する内容の難癖をつけて、製造・販売中止に追い込んだ。(参考:産経新聞2012年6月9日『勘違い橋下市長、発言修正…「ほんまや」製造中止の内幕』)

一つ目の事実に反する難癖は、「ほんまや」が「平松邦夫前市長の政治的なもの」としたこと。しかし「ほんまや」は平松氏の前の関淳一元市長の時代に企画されたものである。

企画目的も政治的なものではなく、かつては日本一まずいとも揶揄されていた大阪市の水道水について、高度浄水技術の導入・発展で水質が向上したことへのPRが主目的である。

また橋下は「ほんまや」作成に市の税金が投入されているかのような難癖をつけた。しかし「ほんまや」は独立会計の水道料金を原資に作られ、税金の投入はなかった。

商売目的というより、PR目的として市のイベントで無料配布したケースが多かったことや、2011年に発生した東日本大震災では救援物資として被災地に送ったことで、販売料金による儲けは少なかったものの、広告費的な支出にとどまり、水道会計全体としては赤字にはなっていなかったという。

今回「ええやん」を作ったことについて、橋下は「ほんまや」の経過が何事もなかったかのように、しれっと自分の手柄にすることも予想される。しかし、そういった厚顔無恥な態度は許してはならないし、事実を淡々と指摘するのみである。