大阪市内で分断や地域差別を図って「都構想」推進する維新

橋下・維新2015大阪府議選・市議選

 維新が福島区で「大阪都にならなければ福島区は此花区と合区されます!北区と一緒になった方がいいでしょ?!ぜひ都構想に賛成を!」などと、わけのわからないことを言っているらしい。


 「都構想」自体が問題だが、同じ大阪市であるにもかかわらず、あそこの区はいい、あそこの区はダメというイメージを振りまき、分断や地域差別的な対立を生むような言い草はどうなのか。

 維新が福島区で言っていることは、「此花区は福島区より格下」「北区は福島区より格上」と宣伝し、そのイメージを広めていることにほかならない。此花区の人が聞いたら気分が悪いだろう。

 「大阪都構想」では、大阪市を解体して特別区にする。その際に維新が区割り案について、財政問題とも絡めて「○○区とは一緒になりたいが、△△区はお荷物」のようなイメージを振りまき、そのイメージに乗ったマスコミ記事が出たり、ネットでの地域差別的な中傷も広まった。

 とりわけひどい風評を振りまかれたのが西成区。南部は住吉区や住之江区・南東部は阿倍野区とそれぞれ大差ないにもかかわらず、面積でも人口でも区の10分の1程度、たった数百メートル四方にすぎないあいりん地区での独特で特殊な否定的問題を「西成区のすべて」扱いされ、西成区全域がお荷物地域扱いであいりん地区の課題を西成と騒がれ、マイナスイメージが強まった。
 あいりん地区と行政区としての西成区を勝手に同一視して、あいりん地区にとって都合がいい時は「釜ヶ崎」・都合が悪いことは「西成」呼ばわりで使い分けるのは、元々はあいりん地区の支援者などのしわざだが、その間違った用法に橋下・維新が乗ったのである。維新があいりん地区対策にはまともに手を付けずに、あいりん地区の否定的な現象の代名詞として「西成」と全く違う地名で騒ぐだけで、維新自身が西成区の地名への悪いイメージを強化しておきながら、「悪いイメージの地名だから変える」と維新が言い立てるのはひどい自作自演ではないか。

 北区・福島区・此花区の関係でも、本来は特に対立する要素などないのに、勝手に序列や負のイメージを振りまいて悪いイメージを植え付けることで、同じ大阪市なのに住民の分断を図った上で、「あの地域とはいっしょにするな」という地域差別的な対立を呼び込んで「都構想」実現に持ち込もうという、ふざけたものである。

 また別の角度から見れば、大阪市内で地域対立の種をまくような維新は、大阪市という地域の単位や歴史を全く大切にしていないと行っても過言ではないのだろうか。

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