2015年大阪市議選結果分析(暫定版)

2005年4月12日投開票の大阪市議選。結果は維新が議席を伸ばし、公明・自民・共産はほぼ横ばい、民主は公認候補は0と議席を大きく減らす結果となった。投票率は前回49.27%に対して、今回48.64%とほぼ横ばい。

大阪市議選(定数86)

  • 維新 29→36 (+7)
  • 公明 19→19 (±0)
  • 自民 18→19 (+1)
  • 共産 8→9 (+1)
  • 民主 6→0 (-6)
  • 無所属 5→3 (-2)

民主系で無所属として出馬した2候補は当選したものの、維新から離脱して反都構想に転じた無所属現職は落選している。

維新の候補者の合計票は約37万4000票で、2014年3月の大阪市長選(投票率23.59%)の橋下票の約37万7000票とほぼ同数である。前回2011年の市議選での維新合計票は約33万7000票、2014年12月衆院選(大阪市内投票率47.78%)の大阪市内比例維新票は約33万票。

約33万票~約37万票は橋下・維新への固定票とみていいだろうと考えられる。

前回と比べて候補者を絞ったことで共倒れや取りこぼしが少なくなったことや、票数そのものも増えていることが、維新の増加につながったと考えられる。

共産党は全国的には2014年衆院選での躍進を受けて共産党空白の県議会をなくしたり、トップ当選やこれまで議席をとったことのない選挙区で食い込むなどなど好調だと言われているものの、大阪だけは例外という状態である。

大阪市議選では票数は前回2011年(約13万票)よりやや伸ばして約14万7000票になったとはいえども、前々回2007年水準約17万票(無投票1選挙区)には届かず、議席には必ずしも結びついていない。前回現職を落とした此花区・東住吉区で議席を回復したものの、反「都構想」の中心的な論客といえる北山良三市議が西淀川区でわずか200票差で落選する出来事もあった。

今回は改選比プラス1議席で9議席と言っても、共産党が全国的に不調だった時期でも大阪市会では2011年までは常に13~15議席前後確保していたこと、長年共産党が議席を持っていて前回2011年に落とした生野区・鶴見区・旭区での議席回復がならなかったことなど、依然として厳しいと判断せざるを得ない状態である。

民主党は完全に埋没し、無所属として立った候補以外の公認候補は全員落選となってしまった。国政での批判はともかく、大阪の地方政治では反「都構想」の動きに影響を与えかねないことで、今回の後退は非常に残念だと言わざるをえない。

公明党は平野区で前回の1議席から2人擁立に転じたものの、新旧交代の此花区で落として差し引きプラスマイナスゼロとなった。