住吉市民病院、「都構想」にかかわらず廃止強行意向:大阪市長

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橋下徹大阪市長は4月23日の特別区設置協定書住民説明会で、住吉市民病院について、「都構想」への賛否に関係なく廃止方針は変わらないと表明した。

住吉市民病院問題 しんぶん赤旗2015年4月24日

住吉市民病院 “「都」構想賛否にかかわらず廃止”

住民説明会で橋下大阪市長

大阪市の橋下徹市長は23日、市の特別区設置協定書についての住民説明会で、閉院時期の延期が決まった住吉市民病院(住之江区)について「大阪都構想が反対になれば住吉市立病院がもう一回復活する、そんなことはない」とあくまで病院の廃止を強行する考えを示しました。

橋下氏は「あれは都構想とは全く別に、病院の問題として僕が(廃止の)判断をした」「住民投票で賛成、反対にかかわらず、住吉市立病院は申し訳ないがいったん終了」などと述べ、「これは病院政策の問題として進めさせてもらう」と言い放ちました。

住吉市民病院をめぐっては、2012年に橋下氏が廃止を決定。これを受け、地元市民らの運動で病院存続を求める署名が7万人分超集まりました。住之江区医師会も市南部に不足する小児・周産期医療の後退を招くとして市民病院廃止に反対しています。
(笹)

(しんぶん赤旗 近畿のページ 2015年4月24日)

住吉市民病院の問題については、統合によって物理的に受け入れ可能数が減ることでの地域医療への影響が指摘されている。大阪市南部ではただでさえ小児周産期医療機関が不足し、救急搬送で近くの病院で受け入れられる率は他の地域と比べて低く、他地域の病院に回される例も多くなっているという。一刻一秒を争う状況の時に、これは命にもかかわることではないのか。

なお、橋下や維新は別の場所で「あの地域では病院が余っている」かのように言い立てたそうだが、それは明らかな間違いである。

また統合先として想定されている府立総合医療センターも、検査で半年待ちなどもザラであるという。統合したらさらにひどい状況になるのは明らかである。

代替として民間病院を誘致するといっても、小児周産期医療についてはリスクが高く、民間ではやりたがらない分野でもある。実際、民間病院の誘致は二度にわたって失敗している。

また、これは枝葉末節に属するかもしれないが、橋下は住吉市民病院のことをしばしば「住吉イチリツ病院」といい間違えている場面が目につく。病院の固有名詞すらきちんと把握しないような適当な扱いなのか。

桜の季節の住吉市民病院(2015年4月)

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