宝塚・伊丹2市長選で維新敗れる

 兵庫県の宝塚・伊丹の両市長選が4月14日に投開票され、いずれも現職が「日本維新の会」公認の新人などを破って再選された。

 大阪府内では維新の暴風が吹き荒れ、吹田・泉佐野・茨木・柏原と市長選でも維新にとられたところが多かった。維新は大阪府外への進出を図り、第一陣としてこの2市長選に候補者をたてたが、失敗に終わった。

 

維新のしていることを考えれば、大阪でももう十分でどこかに封じ込めておきたいのに、他県に「輸出」するなどとんでもないことである。

 維新は「大阪都構想」なるものを兵庫県神戸・阪神間にも適用しようとする主張をおこない、マスコミでも大々的に報じられた。

 

ただでさえ神戸や阪神間の人は、他の地方の人たちからは地図上の感覚で大阪の延長線上とみなされがちとはいえども、地元の人達は自分たちの地域を大阪の延長線上扱いされるのは好まず、地元意識が比較的強いというか「自分たちの街は大阪とは一線を画した独自の街」と考える人が多い傾向があるといわれる。
 そんなところに大阪の「植民地」扱いするような「大阪都構想」を適用すれば、心情的な反発もあるだろう。

 阪神間の住民意識を逆なでするような内容もさることながら、それ以前の話として、維新の政策には中身がない。住民生活に密着した施策ができるかどうか、それこそが問われている。まちづくりの課題はそこそこに、公務員を減らすとかそんな住民生活からかけ離れた「空中戦」ばかりしていたようだが、そういうのも飽きられてきたのではないだろうか。

 無論1回の選挙で維新が敗れたからといって油断はできないし、風向きが変わってきたとも即断できない。2013年には堺市・神戸市の市長選挙や兵庫県知事選挙も控えている。維新や大阪都構想にNoをつきつけられるような流れを本物にしたい。