維新の勢いはやや弱まったが油断できない

 9月29日投開票の堺市長選で、各社が出口調査の結果を公表していた。無党派層に限れば7割近くが非維新の現職候補に入れ、維新に入れたのは3割前後という結果が、どの調査でも共通している。

 維新は「ふわっとした民意」をつかむような、無党派層頼みの政党ではあった。しかし今回の堺市長選挙では、維新支持層以外からは得票を集められずに苦戦したという結果が浮き彫りになっている。

 一方で維新支持層自体が、堺ではまだまだ大きな存在となっている。ある出口調査での維新支持率は23%と出たと報じられた。

 堺市長選挙では約5万票の差をつけて維新候補を破ることができたものの、自民・共産・維新の三つ巴となった堺市議補選では、中区・西区の2区では自民候補と維新候補が接戦となって、自民候補がかろうじて勝った。また泉北ニュータウンを含む南区では他区と違う傾向が出て、維新候補が大差をつけて勝っている。

 維新は固定支持層の支持が主になり、無党派からの票は減少傾向となったとはいえども、その固定支持層はまだまだ大きいことを示唆している。この状況を打開していくことが課題になってくるのではないだろうか。