天然記念物の魚を死滅させようとする橋下市政

橋下・維新文化破壊

読売新聞2015年6月11日付に、大阪市水道記念館での天然記念物の希少種の魚類・イタセンパラの人工繁殖を断念し、数年後には死滅する見通しとなったという、あまりにもショッキングな記事が掲載されている。

記事「天然記念物の魚、繁殖事業中止…大阪市」によると、イタセンパラの人工繁殖事業は2005年から実施されてきた。イタセンパラが淀川水系などに棲息する希少種であることから、大阪市水道記念館が繁殖を担当してきた。

しかし橋下市政のもと、水道記念館は経費削減目的で休館させられた。飼育・展示も「水道料金で行うべき事業ではない」とされ、事業も中止が決定された。

他の水族館等への譲渡も検討されたが、専門的な飼育技術・設備が必要なことや、遺伝的に異なる群が交わる恐れのあるような飼育は難しいこともあり、引取先もなかったため、イタセンパラの人工繁殖は2015年7月にも断念を余儀なくされることになった。今いるイタセンパラは寿命までは育てるが、繁殖ができなくなり、数年内には寿命を迎えて死滅する見通しとなってしまった。

政府なども今の法律の枠内ではなすすべもないとしている。

橋下の学術・文化軽視方針の弊害が、天然記念物の希少種を死滅させるという最悪の形で現れたことになっている。

橋下市政のもとで、自然科学分野だけでも、大阪南港野鳥園の管理体制縮小で専門スタッフを置かずに単なる公園と同等の扱いにする、天王寺動物園でも経費削減として飼育展示動物を減らす方針などをおこなってきたが、それらにつぐ暴挙であろう。

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