育鵬社・自由社の教科書は採択させてはいけません

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太平洋戦争を「自衛のための戦争」と描く、日本国憲法を「押し付け憲法」と描く、国民主権の記述は適当に扱って「国民主権」の単元で天皇の地位ばかり記述している、権利を敵視し義務ばかり過剰に強調――などの重大な問題点を持っている、育鵬社と自由社の中学校社会科(歴史・公民)教科書。

中学校の教科書は4年ごとに各自治体ごとに採択が行われ、今年2015年が採択の年にあたっています。

7月から8月にかけて採択がおこなわれることになっていますが、育鵬社の教科書が強引に採択される例が目立っています。

全国的には7月30日時点で、栃木県大田原市、神奈川県藤沢市、東京都立の中高一貫校・特別支援学校で採択されたという情報があります。

また大阪府内でも、東大阪市・河内長野市・四條畷市で育鵬社の教科書が採択されたとのこと。河内長野市と四條畷市では現行教科書からの採択変更でもあり、極めて危険な状況です。

近く採択がおこなわれる予定のところで育鵬社が採択される危険があるとされているのは、東京都大田区、横浜市、そして大阪市。

大田区と横浜市は前回2011年度に育鵬社を採択し、ともに8月5日の教育委員会で採択を審議するとのこと。阻止できるかが問われています。

また大阪市では定例の教育委員会は第2・第4火曜日、すなわちそのスケジュール通りなら8月11日という事になりますが、臨時の教育委員会を先行で開いて審議する可能性もあります。

大阪市では橋下・維新と「教育改革」と育鵬社は親和性が高いこと、また日本会議系の教育委員がいることなどから、採択がゴリ押しされる危険性もあります。市内24区を8ブロックに分けた8採択区から全市1採択区に変更されたことなど、育鵬社を採択される危険性が高まっているとみられています。

大阪市で配られているビラを入手しました。「戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会」。会の連絡先は大阪市学校園教職員組合となっています。

危ない教科書は大阪市の中学生にわたせない

実際に2011年から育鵬社教科書が使用されている神奈川県藤沢市では、中学生が「押し付け憲法だから日本国憲法を変えなければならない」とリポートを出したそうです。

もちろんこんなものは普通に間違いですが、育鵬社の教科書だとこれが「正解」扱いされているのです。恐ろしいことです。

こんな教科書は、子どもたちに渡してはいけません。

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