18日未明の参院本会議、自民党議員の発言で大荒れ

9月18日午前0時10分に開会された参議院本会議。前日からの延会として設定され、中谷元・防衛大臣への問責決議案が議題となった。

与党側が、発言者の発言時間を1人10分に制限する動議を出し、記名投票で与党の賛成多数によって認められた。

提案者の趣旨説明ののち討論。自民党・江島潔議員の発言が終了した直後、理事が駆け寄り審議が中断。

参議院ネット中継での映像は鮮明ではないが、もめているようにも見える。共産党・仁比聡平参議院議員(理事)の声と思われる怒号が時折入ってくる。仁比氏と思われる声は、マイクを通さなくても中継に乗ってくる。

最初は何が起きているのかわからなかったが、傍聴しているマスコミ関係者・衆議院議員などのツイッター情報によると、江島議員は、自衛隊の内部文書が野党議員の質問に使われたことを念頭に置いていると分かる形で、「手に入れた側にも違法行為がなかったか調査していただきたい」と発言した。これが問題になっている様子。

なるほど、これではもめる。

そもそも中谷大臣の問責決議案の問題に対して、野党が違法行為をおこなったかのように矛先を向ける事自体が筋違いではある。

しかも矛先を向けた相手も悪い。自衛隊の内部文書を入手して質問したのは、共産党の小池晃・仁比聡平の両議員。共産党自体、理不尽なことには引かない傾向がある。市田忠義や大門実紀史のように、温厚な話し方ながらもいうことはしっかり言うタイプの方が多いが、よりによって小池・仁比と、怒らせたら怖いというか、質問でも理不尽なことには激しくまくし立てるタイプの「熱い」キャラの筆頭の議員に矛先を向けた形になった。

フィリバスターを防ぐとして発言時間制限動議をおこなったものの、不用意な発言で図らずも自民党側が発言時間引き伸ばし効果を作ったことになった。

しばらく協議が続いた後、議長が議事録を精査して理事会で対応ということに落ち着いた。

その後複数の議員からの発言が続き、最後の発言者として共産党・辰巳孝太郎議員が問責決議案賛成の立場で登壇。コータロー議員は自民党議員の発言があったことを侮辱・中傷として抗議する意思をまず示したうえで、討論をおこなった。

討論が終局し、記名投票で中谷大臣への問責決議案は否決された。

午前2時頃に休憩が宣言された。情報によると午前10時再開、今度は山崎正昭参議院議長への不信任決議案が議題になる見通し。