安保法案(戦争法案)が参院可決・成立

ニュース小池晃, 戦争法案反対

2015年9月19日午前2時18分、安保法案(戦争法案)が参議院本会議で可決・成立した。

この法案については、中身の問題や、委員会での強引な採決の問題など、重大な問題が指摘されている。

一方で国会内外で反対の声が巻き上がり、抗議の声は日に日に強まっていった。

従来の労働組合系列や政党系列などの組織的な運動とは一線を画したところから、青年・学生、高校生、子育てママ、中堅世代、人生のベテランなど各分野で自然発生的に運動グループが多く発生し、それぞれのグループやメンバーがゆるくつながり、また幅広い個人が入れるような独創的な方法で、新しい運動を作ってきた。

国会前での抗議行動のほか、各地方でも抗議活動が広がっていった。数百人・数千人を集める地方・都道府県規模の集会・パレードだけでなく、市区町村単位の地域でもデモやパレードがおこなわれた。

反対運動が国会も動かし、民主党・共産党・社民党・維新の非大阪系など野党議員が反対運動と連帯して国会での議論を進める動きも生まれた。

9月18日には問責決議案や内閣不信任決議案が相次いで出された。野党議員の名演説が相次いだ。「フィリバスター」「牛タン戦術」と呼ばれるような、長時間演説で議事進行を意図的に遅らせる戦術とも言われるが、無意味発言などでいたずらに引き延ばしているのではなく、論理的かつ中身のある発言で演説するような事例が相次いだ。

最後の19日未明の参議院本会議での安保法案反対討論では、民主党の福山哲郎議員や共産党の小池晃議員が、国会外での反対運動の動きにも触れながら、国会の外の抗議行動に参加している人々・そして全国でテレビやネットなどを通じて注視している人たちとともに闘いぬくと気迫の演説をおこなった。

また、議員や元議員などが一個人としてデモやパレードに参加しているのを見かける事もあった。

会期末に持ち込めば審議未了廃案、会期末は27日だが土日連休などの日程で実質的な審議リミットは18日という状況のもと、反対派は議会では圧倒的に不利な状態だったにもかかわらず、残念な結果になったとはいえどもぎりぎりまで粘ったことは、一度は後退した形になったものの、民主主義を立憲主義の新たな地平を開く条件を創りだしたともいえる。

何らかの形で抗議行動に参加した人、実際の抗議行動には諸事情で参加できなかったものの同じ思いを持って注視した人、そして民主党・共産党・社民党・維新の党非大阪系など野党系の国会議員・地方議員の人々、皆さんお疲れ様でした。

これで諦めてはいけません。これからが、引き続き新しい民主主義を求める再スタートです。

 

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