東京都知事選、脱原発候補者の「一本化」論は無理筋

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 東京都知事選で候補者が次々と立候補表明している。「脱原発」を標榜する勢力の一部からは、「票が割れる」などとして脱原発の一点で宇都宮健児氏と細川護煕氏を一本化しろという主張を強硬に唱える人もいる。

 しかもそれは対等な一本化ではなく、宇都宮氏では勝てないなどと決めつけ、宇都宮陣営が一方的に降りることを強要するような動きである。

 しかしそれは、少なくとも現時点では無理筋だろう。

 都知事選の争点は「脱原発」の一点ではない。各候補者が当選した場合、都政全般に対してどう取り組むのかが求められている。

 細川陣営の「脱原発」はともかく、他の政策についてははっきりしない。まずはその点がはっきりしなければ、前提条件がないはずである。

 また細川氏は佐川急便の1000万円不正借用疑惑で首相を辞任した経緯がある。これは猪瀬前知事のやめ方とそっくりである。

 さらに、維新などが細川氏にエールを送っている。

 細川氏が出馬すること自体は個人の自由ではあるが、細川氏への「一本化」を強要しようというのは単に「脱原発」勢力を分断させ、他の争点から目をそらせて悪政を推進しようとする結果にしかならないのではないか。

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