大阪維新、BPOに圧力かけ藤井教授の番組出演見合わせに追い込む

橋下・維新2015年大阪W選挙, 維新の言論弾圧

いわゆる「大阪都構想」に批判的な意見を発表していることで、橋下徹や大阪維新の会に粘着されつづけている藤井聡・京都大学大学院教授。

藤井氏は朝日放送のテレビ番組『おはようコールABC』などにコメンテーターとして出演しているが、大阪維新の会が圧力をかけるような申し立てを放送倫理・番組向上機構(BPO)に行い、朝日放送が同氏の番組出演を見合わせるとする報道が流れた。

大阪維新の会は申立書を公表している。藤井氏が自民党議員らに送ったメールを入手したとして、藤井氏が「特定の候補者や政治団体を利するために番組を利用」と難癖をつけている。

一方で藤井氏は、ウェブサイト上で声明を出し、以下のように反論している。

大阪維新の会による藤井のTV出演の取りやめ誓願含意を含む不当なBPO申し立てに、遺憾の意を表明します。

一つ、維新は、「藤井の意図」故に藤井のTV出演が放送法四条違反だと指摘しているが、放送法はそもそも出演者の資質ではなく番組・放送全体の公平性を求めるもの。
したがって、この主張それ自体が不当な言論弾圧である疑義が濃厚にある。

一つ、しかも「藤井の意図」は学者の良心に基づくもので、その助言は番組内容を放送法四条の視点から公正なものとしようとするものである。したがって、それに不服を申し立てる維新こそが法の精神に反している危惧すら懸念される。

一つ、今回の申し立て経緯を見れば、維新は、批判する者なら通信傍受でも何でも行いながら黙らせようとする全体主義的な党なのだ、という疑義が濃厚にある。

維新側の文書も藤井氏の反論も両方読んだが、藤井氏の主張にこそ理があると感じた。

行政機関や企業・公的団体等での不正など公的な内容の内部告発ではなく、私信を何らかの形で手に入れたうえに一方的に公表した事自体が問題だし、しかも私信の内容をねじ曲げて不正行為かのように言い立てるなど、何重にも問題である。

橋下・大阪維新はこれまでも、自分たちにとって気に入らない個人や集団に対しては、チンピラまがいの恫喝も含めて暴力的に威嚇したり、不当な措置の乱用で威圧するなど、脅して騒いで思い通りにさせようとするような行為を繰り返している。主義主張の話以前の問題で、本来なら社会的に存在してはいけない集団である。

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