維新の大嘘、市会議事録を見れば一目瞭然

橋下・維新2015年大阪W選挙, 大阪市会, 維新の西成区ヘイト

大阪W選挙を前に、維新の側から「あいりん地区の改善を妨害しているのは、あの地域で70年間祖父・叔父・父・息子と地盤を固めていた柳本一族」と印象づける大嘘が振りまかれている。

ツイッター上でも、井戸正利大阪市議や松井一郎大阪府知事が公然とその嘘を振りまいた。

しかし大阪市会の議事録を調べると、こんなのが出てきた。

1999年3月2日、当時の柳本豊大阪市議(柳本顕氏の父)が、市会民生保健委員会でこのような質問をおこなっている。

◆柳本豊委員 人道上の問題とともに市民生活にも重大な影響を及ぼすと、こういうことでございますが、市民生活に重大な影響というよりも、今や西成区民の実は忍耐も極限に達していると、こういうことであります。
もう1つは、今、市長のお話の要旨の中に、一都市のみが突出した施策を行えば全国から野宿生活者を呼び込むことになり、全国規模での国による積極的な取り組みが必要であると、私はまさにこのとおりであると思うんです。しかし、この辺におきましても実は今までの民生局の施策というのは、これは余りにも情が厚すぎたがために実は今日の西成区の悲劇というものが生まれてきているということも事実であるわけでありまして、その点も1つ考えていかなければいけないわけであります。

(中略)

◆柳本豊委員 自治体の野宿者対策に対する単独事業に対しては、新たな財政措置が盛り込まれていないと、こういうことであります。考えてみればこれは当然のことなんでございます。大阪市における野宿者といっても90%までが、これは全国から、全国といいますか他府県から来ているわけでございまして、一自治体の事業ではこれはとてもやないけれどもできない。あるいはそれよりも国の施策として真剣に考えていかなければならない、取り組まなければいけないわけであって、今や私はこれは国の施策として真剣に取り組もうという姿勢があるのではないかと、いささか若干ではございますが、私はその辺を期待しているところであるわけでございます。

ところで今日一番大きな問題とされているのは、これは日雇い労働者の就労問題。といいましてもその件数というのは、これはまた微々たるものなんです。あいりん労働福祉センターの求人件数というのは、これは 1,000件そこそこでございます。1,000 件そこそこの求人件数に対して何万人という人がこれは大阪へ寄ってきたら、これは大阪、労働福祉センターがパンクするのが当たり前なんです。だからそうした日雇い労働者も全国に分散をしていただかなけりゃいけない。ところが大阪へ行ったら何でもかんでもある。西成へ行ったら何でもかんでも、食事までできるとか、もういろいろなことを言ってくれるものですから。その他にも救護施設もこれも大阪へ行ったらこれは寝泊まりもできるなんちゅうなことを言われるものですから、全国から押し寄せられると。悲劇はそこで実は西成区住民に及ぶんだと、こういうことであるわけなんです。
民生局もこれまでいろいろとあいりん対策をやってこられたと自負しておられるかもわかりませんが、その自負が実は区民の悲劇を生み出しているということで、私もこれまで委員会において、このあいりん問題についていろいろと取り上げさせていただいているわけでございますが、これはこれから国の重要な施策として社会保障という観点から救護施設も、これは国がやると。国に移動し、そして国がやったものについて、例えば旧6大都市がその国の救護施設、救護対策に対しての窓口業務をしてやると、窓口業務をしてその国の施策に順応すると、こういう姿勢が必要であると私は思うんです。特に一番多い大阪市が音頭をとって、いわゆる旧6大都市との間の連携を強めていかなければいけないと思うんですが、この辺はどういうように考えておられるか伺いたいのであります。

(中略)

長々としゃべりたいと思うんですが、もうそんなに時間もございませんが、これまであいりん問題について申し述べてまいりましたが、実は私が強く申し上げたいのは何かということなんです。これは、西成区民の忍耐がもはや限界に来ているわけであって、ここにも我々自分たちの住んでいる市内の公園にも野宿者がいるといって今大騒ぎになっとります。それ以前に西成区民というのは随分とこれまで迷惑をしてきたということなんです。西成区民というのは、これはまさに平和な明るい、元気のある地域社会でございます。またそこには保育園児もおりますし、小学校の生徒もいるんです。小学校や中学校の生徒も実は元気に今まで登校していたんです。

しかし、小学校の正門の前には露天商が並びよる、あるいは中学校の玄関口の横の塀にはテント村ができたりして、登校するのに歩道を通れない、車道を通っていかないかんと、こういうような現状を見たときには非常に気の毒な気がいたします。そして、麻薬あるいは暴力だとか、あるいはひったくりだとか、これらが皆西成で起こったと。まるで西成区民がそういうような事件を起こしているかのように思われるというのは、これまた西成区民に対して大変な冒涜でありまして、これらがまた流入人口の中からそういうようなものが起こっていることは事実なんでございまして、西成区民というのは本来非常に純情素朴で思いやりのある人ばっかりなんです。この思いやりが案外つけ込まれてここへ入り込んだんかいなと思いますと、これは非常に残念なところであるわけなんです。

そこへもってきてこの前の市会の代表質問でございますか、代表質問でもこんな話があったですね。西成に簡易宿泊所があるやないか。その簡易宿泊所がようけ空いとるやないか。あそこへ野宿者を入れてやったらいいじゃないかというような。もう何ということかなと思って私は実は情けなくなってきた。それを言うならば、西成区に野宿者が 3,000人おる。3,000 人おったら大阪市内24区あったら、1区1館救護施設をつくろやないかと。150 人ずつ収容できるような救護施設を区内一つ一つつくったらどうだと、それこそまさに共産主義やないか。これぐらいのいわゆる痛みをお互いに分かち合うような気持ちでなけりゃいかん。これをかつて貧乏人は麦飯を食え、こういう言葉が一時はやったんですが。西成区やよって簡易宿泊所が残ってるやないかと、それ野宿者と共生したらええやないかと、こういうような発想というのは私は本当にけしからんと思うんでございます。

この質問のどこが「あいりん地区があのままでよい・あのままでなければ都合が悪い」「あいりん地区の改善を妨害してきた」という立場なのか。

地元の西成区の住民、とりわけあいりん地区に近接している山王地域の元からの地元住民として、地元住民の生活環境を改善したい、あいりん問題は西成区に閉じ込めて押し付けるような問題ではなく国の施策として位置づけてほしい、と強く訴えているとしか読めないものではないか。

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