橋下「若造」暴言問題、共産党側の見解

橋下・維新JCP, 大阪市会, 暴言

2014年5月14日の大阪市会本会議での日本共産党・北山良三議員の代表質問中、橋下徹大阪市長が質問の内容とは全く関係がないにもかかわらず、実名名指しこそしなかったものの「共産党の議員の中に態度が悪い若造がいる」などと暴言を吐く事件が起きた。

この事について共産党は、議場ではスルー気味だったものの、5月16日付で「本会議でのわが党の質問に対する橋下市長の態度について」とする見解を出し、事件を厳しく批判している。

事件の経過は、議会のネット中継でもみられたように、橋下が何の脈絡もなく攻撃したことを裏付けるものとなっている。

当ブログでは以前のエントリで以下のように指摘した。

 そもそも、北山市議の質問とは全く関係ないことである。「睨みつける」などは主観でいくらでも言いがかりを付けられる。仮にやじや居眠りなど「態度が悪い」と客観的にみなされる行為があったとしても、議場外で議員団なり議長を通じて申し入れるべきものである。

当事者である共産党議員団の見解も、これに近いものとなっている。

「見解」より

●市長が指摘した「若造議員の非礼な態度」とは、一体いつのことなのか。少なくとも、この日の言動をさしての指摘ではないことははっきりしている。中断中の調整の中で、「若造議員」が誰を指してのことかは特定されたが、議長から、この日の態度に何ら問題はなかったことが表明されている。つまり、これまでの一連の態度を指しているということである。仮に、この議員に「非礼な態度」があったとするなら、市長は、これまでの間に議長を通して「改善を求める」べきであって、無関係な本会議での答弁での「非礼な態度」で「報復する」などというのは、市長にあるまじき行為である。
●市長が言う「非礼な態度」とは、きわめて主観的で一方的な決めつけである。「にらむ」「笑う」「ブツブツ言う」などという行為が「非礼な態度」かどうか、市長の主観でしかない。こういう行為は、議事を妨害したり議会の品位を貶めるものではないのである。
●市長の「僕と論戦したことがない」という発言は、事実と違う。この議員は、常任委員会や特別委員会で橋下市長と直接の論戦を行なっている。市長は、事実を確かめもしないで、本会議の場でこのような発言をすること自体、許されるものではない。

また、議会休憩中に共産党議員が橋下の席に行った映像が流れたことで、橋下維新の信者を中心に「この議員が平謝りした」と言い立てる印象操作をおこなった。

しかしそれについても、明確に反論している。

橋下市長は、本会議の答弁の中で、質問とは無関係にわが党所属議員に対して、「若造」との侮辱的発言を繰り返した。また、「僕と論戦したことがない」と事実と異なる発言をした。わが党議員団は、この点において「発言の撤回と謝罪」を求め、議長による調整の結果、橋下市長は、この2点の発言を撤回する旨の態度を示した。しかし、わが党議員団や当事者への謝罪は表明されていない。あらためて抗議するとともに、こういうことが繰り返されないように強く求める。

なお、本会議中断直後に、わが党議員が橋下市長の席におもむき、話をしている場面が様々に伝えられているが、この2点の間違いを正すよう求めたというのが事実である。

報道では、本会議中断を受けて共産党が当該者を指導するような報道も流れた。しかしそれは不正確な部分もあるということ。

実際には、本会議の再開を優先して議長の調整を受け入れ、議員団で本会議場での態度を確認しあったということである。別に共産党側に非があったわけではないので、非を認めようもないだろう。

本当ならば、共産党は「橋下が謝罪するまでは認められない」という強硬な態度をとることも可能だっただろうが、この点については柔軟に対応したといえるだろう。

この事件は、橋下に100%非があることは疑いようがない。

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