天王寺動物園「利用者4倍増」、維新の恣意的な宣伝

大阪維新の会の「維新ジャーナル」(2015年10月25日発行)を入手。

維新ジャーナル

「維新の実績 役所目線の古い常識を住民目線で改革」として、地下鉄のトイレと天王寺動物園を「実績」として宣伝しています。

今回は地下鉄のトイレにはとりあえず触れず、天王寺動物園の記述が引っかかったので、つっこんでみます。当該部分を大きくしてみました。

維新ジャーナル

なんかいろいろ突っ込みどころありすぎ。

入園者数が4倍になったとアピールしていますが、入園者数を2014年・2015年のお盆前後の1週間で比較しているという不自然さ。2015年には初めて夜間開園をこの時期に実施し、物珍しさも手伝って夜間開園の入園者が殺到したということを考慮に入れなければなりません。

料金を投入して受話器を耳に当てると解説音声が流れる旧式ガイドマシーンからアプリ連動ガイド・デジタル案内板にリニューアルした事自体は、別にいいでしょう。

維新はアピールしていませんが、天王寺動物園に関する重大な変化もありました。大阪市外在住の小・中学生の料金有料化です。

動物園は学術施設であり、博物館相当施設と扱われています。博物館相当施設では学術・教育目的から、法律上の規定では原則無料となっています。ただ、事情がある場合は入園料・入館料が徴収できるという例外規定もあり、例外がそのまま常態化しているような状況もあります。なお、全国的には入園料無料の動物園もいくつかもあります(大阪近郊だと、和歌山公園動物園、池田市五月山動物園など)。

天王寺動物園は大阪市立ですが、入園料1回200円とはいえども市外の子どもに負担を強いること、教育的な観点から合理的といえるのでしょうか。有料化は改悪ではないでしょうか。

動物園のことだけではなく、よく見たら、右下にはさらに小さな字でものすごいことが書かれています。

「文楽協会の再生」って・・・おい待て。

橋下が文楽をいびり倒して補助金を切ったことを「再生」などと自負されても、とんでもないことだとしか思えないことです。