11.3 SADL「大阪の民主主義のための緊急アピール」

11月3日、「SADL」さんが梅田ヨドバシカメラ前でおこなった街頭宣伝「大阪の民主主義のための緊急アピール」に行ってきました。

2015年11月3日SADL街頭宣伝@梅田ヨドバシ前

弁士はSADLのメンバーや学生・社会人のほか、関西学院大学・冨田先生、平松邦夫前大阪市長、竹山修身堺市長、住之江区医師会会長の松嶋医師も訴えました。

富田先生は、橋下政治を「ブラックデモクラシー」=多数決絶対主義・手段を選ばないと定義した上で、ブラックデモクラシーを根底から取り除かなければいけないと訴えました。

政治学者として、多数決至上主義は間違っている、「民主主義は熟議」――意見を出し合った上で最後は同意の上で全会一致で決める、と指摘しました。多数決は合意形成に失敗した時の最後の手段にすぎない、橋下維新の間違った民主主義を取り除かなければならないと訴えました。

藤井聡教授のテレビでの発言にも触れ、BPOに訴えられて放送局がそれに屈したことは脅し、学者は言論封殺に屈することはないと力強く訴えました。

SADL街宣で訴える竹山修身堺市長

竹山修身堺市長は、「若い人が民主主義や自治を考えるのは大事なこと」と切り出し、堺市長選挙の経験について触れ、今度はまっとうな大阪を取り戻そうと訴えました。

竹山氏は維新政治について、(1)嘘をつく政治・ごまかす政治、(2)金権政治、(3)一人のリーダーに頼る政治、の3点をあげ、それぞれへの反証として、(1)泉北高速鉄道値下げ問題での維新の嘘、(2)堺市議の政務活動費不正問題、(3)民主主義は人と人との結びつきで話し合って熟成するもの、と指摘し、嘘・金権・独裁の3点から大阪府と大阪市を解放しなければならないと訴えました。

また、弱いものがないがしろにされる政治はストップさせなければならない、政治のABCは「当たり前(A)のことを」「バカにせず(B)」「ちゃんとやる(C)」と指摘しました。

大阪府・大阪市・堺市がスクラムを組んで、人と人をつなぐ政治のためにも、くりはら貴子府知事予定候補・柳本顕大阪市長候補と一緒になって頑張りたいと訴えました。

平松邦夫前大阪市長は、維新政治は「力のないものは敵」とする政治だ、一生懸命汗をかいている人たちはないがしろにして、売れるものは今売ってしまえ、懐に入れればいいやないかという人だと指摘しました。維新の発端の地で根っこが深く埋まっているとはいえども、しっかりと掘り返して葬り去りたい、まっとうな大阪・マジメに大阪で維新を退治しましょうと訴えました。

松嶋医師は、住吉市民病院問題について、「140床増床・現地建て替え」計画が10年以上準備されていて、着工しようかという時に橋下市政になり、一方的に府立急性期総合医療センターへの統廃合計画が出されたことを指摘しました。

統廃合反対署名が7万筆集まった、これは病院のある住之江区および隣接する西成区の成人人口の半数に上る数だと紹介しました。
市会で民間病院誘致まで存続させる決議が出されたが、民間病院誘致は2度にわたって失敗し、3度めは小児科・産婦人科医療経験のない「N病院」が候補に出された。しかも10年経ったら小児産婦人科医療をやめても構わないという条件つき、橋下市長は附帯決議を最初から守る気はなかったのではないかと指摘しました。医療審議会ではあまりにも医療レベルが低レベルとして却下せざるを得ませんでした。

そもそも二重行政という主張は根拠が曖昧、住吉市民病院も府立急性期総合医療センターもこれまで役割分担して共存共栄してきた、病床数が3分の2に減ると救急ネットがなくなる、救急外来がすぐに満床になって救急患者のたらい回しになると指摘しました。

維新は命を護る医療を軽視し、浮いたお金でカジノを作ろうとしている、しかし外国のカジノは赤字状態、維新の経済政策は間違っていると訴え、「ケチケチ政治より金の使い方をきちんとすることが大事」と、公認会計士でもあるくりはら貴子さんを知事にと訴えました。

また住吉市民病院は住之江区や西成区ではお産や子どもが入院できる数少ない病院だと訴え、柳本顕さんを大阪市長にと訴えました。

SADLメンバーは、自分は堺市民と紹介し、堺市長選挙に関わった経験に触れ、自分たちの手で自分たちの代表を育てるこの姿勢を忘れないことが大事と訴えました。堺市では国保料の値下げ、泉北高速鉄道の値下げで、望む方向に動いている。より良い社会を構築したいと訴えました。

大阪市北区の子育て中の母親は、子どもが小学校1年で、現在お腹の中に2人目の子どもがいることに触れ、維新政治では子育てが不安という内容を訴えました。

子どもが去年まで通っていた保育園では、橋下市政が福祉施設への水道代減免制度をやめたのでプールの日数が減った、補助金を減らしたので保育料が上がったり、保育所の資金をバザーなどでまかなうなどの状況も生まれたと訴えました。
小中学校の問題でも、ひとりひとりの子どもが育つ学校を望むと訴え、より良い大阪を作っていきましょうと訴えました。

元「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の女性は、「子どもが笑う大阪」を掲げて橋下徹氏が大阪府知事に当選した当時は私立高校1年だったが、私学助成金が削減され、また家庭の事情で経済的にしんどくなった、同級生も経済的にしんどい家庭が多かったと紹介しました。

橋下知事(当時)と対談した時に「この国は自己責任。自分で変えるか出て行くか」と言われた。このことで、黙っていたら弱者が真っ先に切られる社会だと気づいたと訴えました。
教育基本条例で教師が疲弊していることにも触れ、教育は政治の道具ではない、人間らしく生きていくためのものもうこれ以上教育を潰されたくない、有権者ではない子どもたちを守るのは大人の責務ですと訴えました。

「大阪の公立大学のこれからを考える会」からも発言。維新が出した大阪府立大学・大阪市立大学の統合案は、計画がお粗末、統合させる前提から出発しか思えないものだと批判。大学関係者を交えることなく、130年の歴史ある両大学をわずか数年で壊していいのでしょうかと訴えました。

柳本顕大阪市長予定候補と面会した時には「統合ありきではない」という意見をいただき、くりはら貴子大阪府知事予定候補からは府議として大学統合に反対する請願の紹介議員になってもらえたことを紹介しました。

海外経験のある女性や学生、親の店の跡継ぎを目指して修行中の自営業者なども、それぞれの立場から訴えました。

2015年11月3日SADL梅田街宣