大阪府立高校つぶしの維新府政:当該校保護者の発言

維新府政が進めようとしている大阪府立高校統廃合。

教育基本条例により、3年以上定員割れになった高校は統廃合の対象にするなどとし、保護者や住民からは批判が起きています。

新たに統廃合の検討対象になった西淀川高校の保護者、またすでに統廃合方針が強行された咲洲高校の保護者が、大阪市内の集会で発言した要旨が、『しんぶん赤旗』2015年11月7日付(近畿面)に掲載されています。

西淀川高校保護者

9月に再編整備の対象として息子が通う西淀川高校の名前があがりました。3年連続定員割れの高校は廃止・再編整備の対象とするという府立学校条例が適用されたのです。

西淀川高校は入学者が定員より少ない学校ですが、教育活動には全く制約は出ていません。むしろみんな、努力して成長していっています。

息子は文章を理解することが苦手で、高校へは定員が割れている西淀川高校以外に行けませんでした。まわりからの心遣いにずっと後ろめたさを感じていましたが、一人ひとりの成長に寄り添ってくれる高校の先生たちの援助で自分に自信がもてるようになり、初めて自分にも友達がいると気付けました。学校の様子も先生は詳しく教えてくださいます。子育てをしていて今が一番幸せです。

4年前の選挙では子どもを大切にしてくれると期待して「維新」に投票しました。でも松井一郎知事は、定員に満たない学校は魅力がなく、そこに通うことは生徒の成長につながらないと言いました。まったく間違っています。子どもたちのことを全然わかっていません。この学校がつぶれてしまうのは耐えられません。どうか学校つぶしをやめさせてください。

咲洲高校を守る会 保護者

息子が通う咲洲(さきしま)高校は2018年度の廃校が決まりました。守る会をつくり、同じく廃止とされた池田北高校の守る会と合わせて3万9000の存続署名を集めました。今年また新たに2校が再編整備の対象にあがり、11月中に正式決定されようとしています。これはもう咲洲高校だけの問題ではありません。

息子は来春卒業しますが、最初に就職試験を受けようとしたところがブラック企業でした。廃止までのあいだ、残る子どもたちを大事にみると府教委は言っていたのに先生がたくさん転勤され、陶芸ができる美術の先生がおられなくなって地域の人たちが楽しみにしている陶芸教室ができなくなりました。来年は農業の授業もなくなるといわれています。

息子は「僕たちの学校がなくなるからブラック企業でもいい、授業がなくなってもいいという扱いをうけるのか」と子どもは不審がっています。

学校は経営ではなく運営という形で変えていってもらえる方にがんばっていただきたい。たたかう土俵はそれぞれ違うと思いますが、人として当たり前の暮らしをというのは同じ思いだと思います。

橋下さん(徹大阪市長)が最初に知事選挙に出られたときは支持しました。今は後悔しています。大阪の子どもたちのために、私たちの大阪を自分たちで守るためにこれからもがんばります。

子どもたちのことを考えずに高校統廃合先にありきの維新府政、とんでもないことです。

大阪府では高校無償化を私学にまで広げたとはいえども、志願者を私学に集めることによっての、教育基本条例による府立高校つぶしと一体ではないかという指摘もされています。

また高校を一面的な競争の場にし、定員割れを口実に機械的に統廃合するというのも、おかしなことです。

維新から大阪を取り戻しましょう。選挙権がなく投票できない高校生のためにも、適切な決断をするのは大人の責務ではないでしょうか。

11.22さよなら維新