橋下がまた異常な個人攻撃街頭演説

橋下・維新暴言

産経新聞が、以下の内容を報じている。

「平松さーん、あなたは仕事をしなかった」 橋下大阪市長、街頭演説で挑発
2014.7.13 23:19

大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は13日、大阪市住之江区内で行った街頭演説で、前市長の平松邦夫氏が「すぐ近くに住んでいる」としたうえで「平松さーん。公開討論しましょうよ」「あなたは全く市長の仕事をしていませんでしたね」などと挑発した。

チンピラの恫喝レベルである。こういうチンピラが政治家ということ自体が恐ろしい。こういう下品な行為があったという記録をとどめておきたい。

個人宅の近所ということを名指しした上で、個人攻撃すること自体が、下品極まりない。また橋下市政になってから3年近く、自分の政策をろくに言えずに前市政の攻撃に費やすのも異常である。

しかも橋下自身が以前に、「共産党が自宅前に押しかけ、個人攻撃の街頭宣伝をおこなった」などと攻撃していた。これをあわせると、この人物の身勝手さと下品さが浮き彫りになる。橋下自身が以前に言い立てた「共産党が自宅前で街宣」うんぬんは、自分にとって都合の良さそうな事実関係だけ抜き出して針小棒大にゆがめて言い立てて攻撃のネタにした、攻撃のための攻撃だった。

共産党は通常の宣伝活動として、橋下の自宅がどこか知らないまま宣伝活動をおこなっていただけで、それがたまたま橋下の自宅近くだっただけだという。橋下自宅に街宣の音が聞こえていたのかもしれないが、意図的に自宅前でおこなったわけではないし、個人攻撃のような内容もなかったことが、その後のマスコミ取材で明らかになっている。

(「脱原発」を標榜する過激派系の連中が意図的に橋下自宅前で街宣して、同じ脱原発派からも批判を浴びたという事例はあったが、このグループは共産党とは全く関係ない)

他政党の正当な街頭宣伝活動は、たまたま自宅近所でやっていただけで事実関係をゆがめた上で「個人攻撃」と騒いで被害者面、しかし自分は個人攻撃のためにわざわざ敵とみなした人物の自宅近くに乗り込んで「この人物は近所の住民」と名指しした上で攻撃、異常極まりない。

また「全く市長の仕事をしていない」、やったことといえばろくでもないことばかりというのは、橋下自身にこそ当てはまる。

選挙となれば市長の職務を放り出して連日選挙活動三昧で1ヶ月近く登庁しない。ゲリラ豪雨や台風ではよほどのことがない限り浸水しないと予測されていた場所が浸水したり浸水しそうになるなどの重大な状況になっても、自分には関係ないとばかりにツイッターで遊びまくって政局論や対立陣営への攻撃。それを指摘されると「市長の仕事ではない」。「全く市長の仕事をしていない」というのは、橋下のこのような態度を指すのではないか。

もっとも、仕事をしたところで妨害して引っかき回すだけで、住民や市職員にとっては迷惑極まりない。

交通局関連では、民営化で引っかき回し、地下鉄・市バスの運賃値上げやバスの本数削減。赤バスも機械的に廃止。

水道関係でも、水道民営化・柴島浄水場の廃止を策動するなどしている。柴島浄水場に併設する水道博物館は廃止前提での休館となり、同館で飼育している国天然記念物の魚類・イタセンパラについては「飼育に専門知識がいる」として他の水族館や動物園での受け入れ先が見つからない状況になっている。

福祉関連では、敬老パス有料化や住吉市民病院の廃止。

学術・文化施設では、南港野鳥園やなにわの海の時空館などの廃止、ピースおおさかの展示内容への介入などをおこなった。

学校教育関係では、配送弁当方式で重大な課題が出た選択制中学校給食を、課題改善は放置して全員給食を押し付けるだけ。中学校給食自体は求める声は高くても、このような問題点のあるものを押し付けられるのはたまらないという不評は放置。

また桜宮高校の体罰自殺事件では、元々体罰推進論者の橋下は、学校側を悪者にして関係ない生徒や教職員まで共犯扱いして騒ぐだけで、入試中止など引っかき回すだけだった。元の体罰事件については被害生徒の遺族側から起こされた民事訴訟で責任を否定した。

学校選択制や全国学力テストの学校別成績公表も、保護者や教職員の反対意見・慎重な対応を求める意見を無視して強引に押し切った。

大阪市立大学問題では、府立大学との統廃合構想をトップダウン的に押し付けたり、学長選挙への介入などもおこなった。

西成特区構想なるものは、西成区全域と区内のごく一部にすぎないあいりん地区を故意に混同し、「西成(区)」の地名に対して「あいりん地区と同じ意味」「あいりん地区の異常な現象の代名詞」かのような一面的で実態に反する扱いをし、西成区全体が異常な地域のように面白おかしく騒ぎ立てているだけの代物である。
西成区の地名をあいりん地区の異常な現象と短絡的に結びつけて騒ぐのは、あいりん地区の支援者を装っている貧困ビジネスやマスコミの手口で、そのことで西成区の一般の住宅街の住民や出身者が風評被害を受けてきた。西成区役所が実施した「西成特区構想シンポジウム」のアンケートでも、西成区はあいりん地区だけではないという不満の声が多数掲載されている。
橋下・維新が「西成=あいりん地区」というような間違った内容を蒸し返して強めることで、あいりん地区の課題からも目をそらさせ、西成区全体でも通常のまちづくりの課題が妨害されたうえに「異常な街」と実態に反する風評被害が降りかかる形になる。

刺青や思想調査のチェック、労組事務所を市役所外に追い出す、喫煙に対する異常なまでの処分、前市政の側近とみられていた幹部職員を左遷、入学式・卒業式での君が代強制、など、市職員に対する異常な行為も目立ち、不当労働行為と認定される事例も出ている。

こんな異常な首長、歴史的にみてもそうそういるものではないだろう。

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