佐々木りえ大阪市議、選挙違反疑惑報道の直後にブログで「宣伝中の暴力被害」訴え

日刊ゲンダイ2015年11月12日号(11日夕方発行)で、大阪市長選の告示前にもかかわらず事前運動と受け取れる文書を、後援会関係者でもない人の家に投函したという選挙違反疑惑を指摘された大阪市議・佐々木りえ氏。

佐々木氏はこの報道の直後の11日夜にブログを更新している。そのエントリで佐々木氏いわく、街頭での活動中に女性から暴力を受けたという。

佐々木氏が主張する暴力の事実関係については軽々しく決めつけられない。選挙違反疑惑記事が出たタイミングでトラブルに巻き込まれたということが、絶対にないとは言い切れない。

しかし、これまで維新の会の関係者やその同調者が不祥事を起こしたり不都合な事実のもとに追いつめられると、別のことを持ちだしてその別件で被害者面や自己正当化し、指摘された事件から目をそらせようとさせたり、自分は悪くないと騒いできた経緯がある。オオカミ少年の話ではないが、普段から暴力的行為や謀略的対応を繰り返していると、このようなときに疑われる。

また、ブログの記述も「こんな対応とるのか?」と不審なところがある。

概略「維新の会が宣伝活動をしていて、通りかかった女性が道を譲った。しかし『運動員が礼を言わなかった』と相手が逆上し運動員に罵声を浴びせる。相手の汚い言葉にカチンと来て思わす言い返したら、相手が佐々木りえにつかみかかって暴力行為を働いた」と主張している。そのうえで、他党には負けられないなどと他陣営批判を繰り返している。

トラブル相手を「他党支持者」と決めつけているが、何の根拠があってどこかの支持者が組織的にやったと判断したのかは示されていない。選挙とは関係なく、たまたま交通トラブルになったのが、たまたま通りかかった佐々木氏だったというだけという線も考えられる。

また暴力行為なら、運動員が取り押さえて警察を呼んでもおかしくないレベルだが、運動員が何をしたかとか、警察が来たのかなどの状況には一切触れないまま「暴力を受けた」と騒いでいる。これはちょっと不自然に感じる。

たまたまこの記事が出た日にたまたま暴力被害を受けたのか、それともそれ以上の意図をもってブログに出したのかは、現時点ではわからない。しかしこのことだけは事実である――仮に暴力トラブルの事実関係はどうあれ、事実ならば粛々と対応すればいい。佐々木氏が主張する「暴力被害」の問題と選挙違反疑惑問題とは全く別の問題で、暴力被害者として振る舞うことで選挙違反疑惑が消せるわけでもないし、「暴力被害」を選挙での相手陣営のネガキャンに使うのも不適切である。


この事件とは関係ないものの、私自身の体験を思い出した。しかも同じ住之江区で大阪維新の運動員にやられたこと。

大阪維新の運動員が、某駅の出口前でビラ配りをしていた。運動員は狭い歩道の真ん中に陣取るなどしていた。私はたまたま、そこを自転車で通りかかった。歩道の真ん中に立っているから気をつけないとなと注視しながら減速して通っていたが、運動員はビラまきに夢中だったらしく、私の方に突っ込んできてぶつかりそうになった。

ぶつかりそうになるだけなら別に気にもしない。お互い様と割り切ればいい。しかしその運動員、ぶつかりそうになった瞬間に私に対して「危ないなあ」などと罵声を浴びせてきた。何やこいつ・・・と不快に感じたことを覚えている。