大阪市内のある駅前交差点。通りかかると緑の旗が。大阪維新がメガホンで街頭宣伝をしていました。
ちょうど信号に引っかかり、メガホン宣伝をきくはめになりました。
私の近くにいた30代~40代くらいの、維新のビラを持ち、維新のシンボルカラーの緑のジャンパーを着たメガホン男は1人でメガホンで肉声演説。「自民党と共産党は既得権だけでこの選挙を戦っています」などと、自分のところの政策は一切言わずに他党批判ばかりの、ガラが悪い内容。
さすがにここまで下品でひどい内容の選挙宣伝は聞いたことがありません。ひどいなと内心思っていると、次の瞬間、声が聞こえてきました。
「他党の悪口しか言えないのか!よそのことはどうでもいいから、自分のところの政策を言うべきだろう」
通行人の方が、その運動員に抗議していました。その声はこちらにもはっきりと聞こえました。
しかし維新の運動員は次の瞬間、信じられない言動に出ました。
メガホン男は抗議を無視し、「選挙妨害だ!見ましたか?あの人(抗議した人)のようなのを既得権益というのですよ!ああいう既得権益側の人からの妨害が増えていますが、あんな下品な選挙妨害には負けません」などと、まるでどこか壊れているかのようにメガホンで叫んでいました。
なんというか、カルトの信者のようで、哀れです。
自分の気に入らないことを言う市民は敵に仕立てあげて吊るし上げようとする大阪維新の会の体質を、目の前でまざまざと見せつけられたような気がしました。