大阪W選挙最終盤、維新の側は盛んに「自民党と共産党が組むのはどうのこうの」と繰り返しています。
某駅前にいた宣伝カー、「自民党と共産党が一緒になって何ができるのか」などとアナウンスしていました。
また維新の西淀川区の徳田市議、駅前で自民党市議と共産党前市議が一緒に柳本陣営の宣伝をしていたとして、なにか問題でもあるかのように晒し、拡散希望のツイートをあげていました。
【拡散して下さい】大阪のために絶対に負けない。 共産党の西淀川区前市会議員の北山良三さんが自民党の青いジャンバーを着て、自民党の西淀川区現市会議員の荒木幹男さんと自民共産の合同で駅立ちされています。総勢10名以上。大阪世紀末です。 pic.twitter.com/0Mc26hxtyA
— ニシヨドtokuda (@ishin_tokuda) 2015, 11月 19
「しょうもないこと書くな」とか「正攻法」で言ってもしょうがないので、以下のように、皮肉を書いておきました。
荒木さんも北山さんも頑張ってはりますなあ。維新の議員さんなのに、わざわざ相手候補陣営の宣伝を拡散してくれてありがとさんです。 https://t.co/cBdrnqVE0H — xyz (@ck_um) 2015, 11月 20
今回の選挙は、自民党がどうのとか、共産党がどうのとか、そういう話ではないですね。
橋下・維新にめちゃくちゃにされ、教育や福祉・まちづくりなどに悪影響が出て、維新にとって意に沿わない人たちは攻撃され、また政務活動費不正など維新の仲間内では好き放題している大阪。そんな大阪府政・市政を変え、住民とともに歩む首長こそが必要です。
そのためには、自民党がとか共産党がとか言ってられませんし、言う必要もないでしょう。元々別の政党なんだから、掲げる政策に違いがあって当然ですし、またいつもいつでも対立していなければならないということもありません。
維新政治でめちゃくちゃにされた大阪を立て直し、新しい大阪をみんなでつくっていく、その大事な部分で、自民党関係者や共産党関係者を含めて広範な市民・府民の思いが一致した、ただそれだけのことではないでしょうか。
堺市でも岸和田市でも「反維新」系の市民の共同の市長で、市民生活が前に進んでいます。堺市では国保料値下げ、岸和田市では市立病院の産科の9年ぶりの再開などがありました。
一方でこの選挙期間中、維新が共産党系の宣伝に「違法」などと難癖をつけて妨害する事例が相次いでいるようです。維新議員が110番通報したと得意気にツイッターで書いていたり、通報を呼びかけるような内容を広めたりしています。当然、警察からは相手にされないにもかかわらず、維新の人たちは「違法」と繰り返し、「通報した」だのと連日騒いでいます。
維新は住民の共同、住民が「つながる」ことを恐れているのですね。
やっぱりここは「つながる」ことが大事です。「つながる大阪」「ひとりぼっちにさせへん」と掲げる柳本あきらさんを市長に、またくりはら貴子さんを大阪府知事に、そろって押し上げましょう。