大阪維新の会のひどい人権感覚

橋下・維新2015年大阪W選挙

産経新聞ウェブ版2015年11月30日付に「記者座談会(前編)ケンカ上手〝橋下戦術〟「ブラック政党ですわ」議員に過酷ノルマ、雨の中4時間ビラまき入院も」が掲載されている。

中身自体は「ふーん、あっそ」という感じで、立ち入っての論評は控える。

しかし、ある文章に目が止まった。

D「選挙期間中、城東区での街頭演説中に、40代の男が模造刀を振り回して乱入するという事件があった。その場で切りつけられそうになった市議は一目散に逃げ、難を逃れたらしいが、内部では『切られとったら票が増えていたのに』『これが本当の身を切る改革』という声も上がったらしい」

この暴漢には政治的背景はなかった様子。それはそうと、維新の暴力的な体質を象徴している。

被害にあった仲間の心配もせずに、『切られとったら票が増えていたのに』『これが本当の身を切る改革』ととんでもない発言をする。薄ら寒くなった。

私は維新は大嫌いで、関係者は一日でも早く表舞台から退場させたいし、金輪際政治や行政に関わってほしくないと強く願っている。

しかし、維新がいくら他陣営や一般有権者に暴力的な言動を繰り返している反社会的な集団・一種のカルトだとはいえども、またいくら相手がこちら側に牙を向けているからといっても、さすがに物理的な暴力を加えていいとか暴力的に抹殺しようとは思わないし、そんな考えは頭によぎったことすらない。

難を逃れた維新市議が、地元城東区の「還流」なのか「エロイ人」なのか、それとも他の人なのかはわからない。政治的には住民の代表としてふさわしくないので退場させたいと願っていても、人間としては「難を逃れてよかった」としか思わない。

しかし維新の暴力・人権軽視・排除の発想は、維新にとって「敵」とみなした他陣営や一般有権者だけではなく、同じ維新の仲間にも向けられているのか。

普通の陣営なら、「住民生活を向上するために、具体的にどのような施策を取るのがベターか」という意見や方向性の違い、すなわち政治的主張の違いはもちろんあっても、それ以前の現代社会に生きる人間としての「暴力行為は絶対にダメ。許せない」という最低限の共通認識がある。

暴力行為を肯定したり笑いものにするような、『切られとったら票が増えていたのに』『これが本当の身を切る改革』などはたとえ冗談でも、言う人間など考えられない。

維新のコアな議員・運動員や支持者は気づくのに時間がかかるだろうし、一生呪縛から逃れられないかもしれないが、なんとなく維新を支持しているような一般有権者には強調しておきたい。「それでも、こんな集団を支持しますか?支持していても、あなたにも攻撃の矛先を向けるかもしれませんよ」と。

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