維新の「住民目線」は冷たい中学校給食?

松井一郎大阪府知事がツイッターでこのようなことを書いています。

東大阪市では中学校給食未実施なのはともかく、松井氏が「住民目線」の例としてあげた地下鉄料金値上げや給食実施(「給食実施を実現」と推敲されないまま書かれたことはスルーします)では、これのどこが住民目線なのかと疑問に思わざるをえません。

大阪市営地下鉄の料金の改定がおこなわれ、確かに初乗り1区の料金は180円に値下げしました。しかし2区以上の普通料金はそれぞれ10円ずつ値上げ、市バスも10円値上げです。定期券なども値上げしています。1区だけ値下げしてほかは値上げしながら「値下げした」というのが住民目線なのか、疑問です。

また中学校給食についても、大阪市ほど不満・不評が吹き出した事例はなかったのではないかと感じます。前市政では、当時の橋下徹大阪府知事から給食導入費用の補助を拒否されるなど困難があったもとでも、任期の最後に弁当方式の選択制中学校給食導入予算がつきました。

予算成立から給食システムの実施までの間に橋下氏に市長が代わりましたが、その間に「衛生管理上10度以下に冷やされたおかずが出てきておいしくない」などの問題点が上がり、利用率は低迷しました。

橋下市政のもとで利用率向上のために何をしたか。問題点を改善しないまま、全員給食にして必然的に利用率100%にしたという方策でした。そのため生徒からの不満は拡大しました。また、一人ひとりの生徒にあった量が調節できない、異物混入事件が相次いだなど、別の問題も浮上しました。

橋下市長は大阪市教委はそれでもなお、ふりかけの持ち込みを認めればいいなどわけの分からない奇策に走るばかりでした。任期の最後になってやっと、数カ年計画での、自校調理方式や親子調理方式給食の導入検討を打ち出しました。

この間の混乱、また中学生に与えた苦痛、これのどこが住民目線なのでしょうか。