おおさか維新・馬場議員の代表質問はもっと問題視されるべき

橋下・維新

1月27日の衆議院本会議、おおさか維新の馬場伸幸議員の代表質問は、マスコミではそんなに問題視されていないようですが、異様なものでした。

政府の施政方針に対して質疑するものなのに、何の脈絡もなく他党批判をおこなったり、大阪での維新の「実績」を強調したりなど、おかしな場面が目立ちました。

馬場議員は、大阪W選挙で対立候補となった自民党と共産党に対して批判の矛先を向けていましたが、そういうことはそもそも国会の代表質問ですることではありません。

また本題とも密接につながる「枕」でも何でもなく、唐突に関係ない話を持ちだして言いっ放しという印象を受けました。

W選挙の内容を批判すること自体は自由でしょうが、それは議会の外で、政党の活動の中などしかるべき別の場所でやることです。場違いと言わざるをえません。

名指しされた共産党の側からも反発が出ています。宮本徹衆議院議員のツイッターより。

Cちゃんこと志位和夫委員長も記者会見で、宮本氏と同じ趣旨の見解を述べ、不快感を露わにしたと伝えられています。

大阪維新・おおさか維新は、自分たちの政治扇動のためなら、公私混同や議会活動の共通前提すら平気で無視するような集団です。

議会活動では、会派として意見を取りまとめ主張するとともに、全国民の代表としての視野にたっての活動も同時に求められます。一方で、維新については、議会活動と政党・会派の政治活動を混同する対応が目立ちます。

これは大阪市会でも、橋下徹を筆頭に、大阪維新の会の大阪市議が同じようなことを繰り返していた前歴があることからも明らかです。

2015年10月の大阪市会本会議では、某維新議員が決算の賛成討論と称しながら、間近に迫った大阪市長選挙に関する選挙活動・政治活動かと見紛うような内容を一方的に発言し、紛糾しました。

また橋下徹は市長在職当時、議会での本会議質問に対して、時には暴言まがいも交えながら、質問の内容とは関係ない答弁をおこなうような不適切行為を繰り返していました。2014年5月に「若造」発言で議事を中断させたことが代表的ですが、他にも維新出身の議長にすら「市長に申し上げます。質問と無関係な答弁は控えてください」と繰り返し注意される場面もありました(2012年10月)。

あまりのひどさに、市会委員会では野党側は橋下本人には答弁させず、市役所の担当者を指名するという戦術を取らざるを得なくなっていました。

今回の馬場議員の質問も、大阪での数々の不適切行為の延長線上にあるものだといえるでしょう。

「いつものこと」「ささいなこと」として片付けるような内容とは思えません。また、維新と共産党のバトルということに矮小化されるべきではありません。

おおさか維新が議会制民主主義の根幹を揺るがすような存在であることは、全国的に知られなければいけません。

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