衆院補選、与党は薄氷、お維は惨敗と言っていいのでは

ニュース

4月24日投開票の衆議院京都3区補選と北海道5区補選、結果が興味深い。

北海道5区補選では町村信孝前衆院議長の死去に伴うもの。町村氏の後継の自民候補と、野党統一の無所属候補の一騎打ち。結果は自民の和田候補が制したが、管内の自治体によっては野党統一・池田まき候補が上回っていた。

弔い合戦・保守王国と、野党側にはかなり不利な状況だったにもかかわらず、当初は与党側のダブルスコアとみられていたのをここまで肉薄したのは、与党側は当選したとはいえどもかなり冷や汗モノだったのではないか、また野党側にとってはすぐに結果には結びつかなかったものの次につながるような価値ある惜敗と受け止めるものだったのではないかと推察される。

京都3区補選の結果も注目される。自民党議員がスキャンダルを起こして辞職したもので、比例復活から鞍替えした民進党候補とおおさか維新・日本のこころなどとの多数乱戦。

自民党は候補擁立を見送り、共産党は京都では民進党と「喰い合う」関係になって民進党側は警戒して距離をおいているものの全国的な野党共闘の流れをみて候補を擁立しないという、自民・共産とも不在の異例の選挙戦となった。

ある意味「消去法」での選択とはなったが、大阪では住民生活破壊の数々の施策や、暴力的と言ってもいいような態度を繰り返し、また国会では「与党でも野党でもない」と自称しながら、国民生活の課題での建設的な論戦ではなく、国会の場を政治扇動の場扱いして国会質問で他野党攻撃をおこなうような、おおさか維新のようなとんでもないものを当選させないために何をするかという観点からは注目された。

蓋を開けてみれば、民進党・泉健太候補はおおさか維新にトリプルスコアをつけての圧勝。出口調査によると、おおさか維新の支持層は高めに出ているが、通常選挙と今回の補選との投票率の比較や、他党支持層が低めに出ている数値を見ると、自民・公明・共産の支持層の大半は棄権したのではないかと推定される。また自民支持層・共産支持層については、投票に行った層の大半は民進党候補への投票に流れていた。

大阪でやりたい放題やってきたうえ、それを京都や全国に持ち込もうとしたおおさか維新を勝たせないという投票行動になったと推測されるのではないか。

また無党派層については、出口調査の結果を見る限り、京都3区・北海道5区ともに、大半が野党系候補へ投票したとされる。

ネトウヨに近いと言ってもいいような安倍政権や、一部の私利私欲のために社会の破壊を図るようなとんでもないおおさか維新は、生活と社会基盤を大事にしたいという意味での真面目な保守層にもそっぽを向かれているのではないか。

もっとも京都3区については、おおさか維新はトリプルスコアをつけられたとはいえども、それでも一定の票をとっているので油断できない。楽観は禁物だが、今後の取り組み次第で倒せる展望も見えてきたとみるのが妥当ではないだろうか。

 

スポンサーリンク