斜め上のクレームですね

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ネットニュースで「GUのCMで使用されている尾崎豊の「15の夜」 BPOに「犯罪助長」と意見が来る」なるものが配信されている。

この記事によると、CMで出演者3人が尾崎豊の「15の夜」を歌っていることについて、「犯罪を助長する」などとクレームが付き、BPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てがあったとか。

BPO「2016年4月に視聴者から寄せられた意見」


【「犯罪の助長」に関する意見】
CMソングに「盗んだバイクで・・・」という歌詞が使われている。大人であればこの歌全体の意味を理解できるだろうが、子どもたちがどう理解するかについては不安がある。子どもたちの間で「盗みは犯罪である」という認識が薄れてしまうのではないかと心配だ。

歌詞の一節を表面的に読んで揚げ足を取って本気でクレームを出しているとしか思えない。全然笑えない。

尾崎豊の歌は、思春期の葛藤や大人社会の不条理などを表現したものだと理解されている。「盗んだバイクで走り出す」(十五の夜)や「夜の校舎窓ガラス壊して回った」(卒業)といった有名なフレーズは、思春期の葛藤や心理・大人社会への抵抗を比喩的に表現したと解釈するのが自然である。

2000年代になると、尾崎豊は青年期の心理を学ぶ教材として、高校公民科「現代社会」「倫理」教科書や資料集などでも取り上げられるようになった。また2008年センター試験の「現代社会」でも「対抗文化」の問題文として触れられたことがある。

犯罪の助長と本気で解釈してマジギレするほうが驚きである。

もっとも、人生幸朗師匠の漫才では、その時代の流行歌の歌詞にこの手のツッコミを入れて笑いに変えていた。人生幸朗師匠はネタ・ギャグだとわかるから安心して楽しめる。

しかし人生幸朗師匠とは似ても似つかないようなクレームを本気で入れるとは、笑えもしない。

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