大阪市の住民説明会:維新に都合が悪い意見は「政治的」といいがかり

大阪維新の会は歴史的案件として2015年5月17日の住民投票で決着がついた「大阪都構想」を蒸し返し、本来は大阪市会の審議・議決のみで移行可能な「総合区」と大阪市解体の「特別区」を並列に並べるような住民説明会を、大阪市主催で開いている。

主催は大阪市としての行政の説明会であるが、実態は維新の政治集会を公費で行っていることになるという指摘と懸念は、第1回の開会前からされていた。

9月24日、住之江区での説明会で、維新の政治集会として公私混同しているという指摘が。

質疑応答で、維新の立場に賛成という人には延々と語らせ、一方で「住民の暮らしを守るためのサービスを充実させるための行政に力を注いでほしい」というなんの差し障りもない意見には「共産党みたいな」「政治的な主張」と言いがかりをつけて途中で打ち切る。異常としか言いようがない。

そもそも行政の住民サービス向上を求めることが「政治的」なのか。それこそ「住民サービス向上はどうでもいい」という、現代社会共通の理解を否定するような特定の政治的立場ではないか。

だいたい、大阪市の説明会に、大阪府知事である松井一郎が出てくるのもおかしい。松井が大阪市に対して何の行政の権限があるのか。