大阪府警機動隊員の暴言・差別的発言問題

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沖縄県の米軍ヘリパッド移設工事に関して、強行したい日本政府側に対して、地元住民の反対運動が強まっている。

政府は全国から警備の警察官を動員しているが、現地に派遣されていた大阪府警の機動隊員2人が10月18日午前、それぞれ反対派住民に対して差別的な暴言を吐いたと指摘され、ネット動画にもアップされて大きな批判が起きている。

動画では、1人はチンピラ同然のガラの悪い大阪弁で住民を威嚇した末に「土人」と吐き捨てた。

もう1人は「シナ人」などと暴言を吐いた。

この問題については、地元の沖縄県内はもちろん、全国的にも大きく報道されて問題になっている。

動画ではいずれも、当該機動隊員の所属などを示すようなものは写っていないが、住民からは大阪府警ではないかと指摘された。その後大阪府警本部は、いずれも大阪府警所属の機動隊員だと認め、その日のうちに担当から外して大阪に帰還させたという。

一部ネットメディアによると、大阪府警は取材に対して「関西弁は他地方の人にきつく聞こえることがある」などと話したという。

いや、今回のケースはそういう一般的な話ではない。大阪弁ネイティブの人間が聞いても、こういうしゃべり方は「明らかに、完全に敵意むき出しで喧嘩を売っているときのまくし立て方」で、普通の人間は普段からこういうしゃべりをしているわけではない。

最近は大阪を舞台として、「寿司店で外国人客にわさびを大量に塗りつけた寿司を出した」「バスのりばでのチケット発券の際、氏名のところに外国人への蔑称を記入した」「列車の車掌が『外国人で混雑して日本人に迷惑をかけている』と受け取られかねないアナウンスを流した」人と人とは思わないような暴言や差別的行為が、相次いて報道されてきた。それに続いて今回の「土人」「シナ人」問題。今までは外国人観光客が標的にされ、今度は同じ日本の住民に牙を向けられた形だが、大阪の人間としては、極めて恥ずかしい内容である。

この件に関して、警察を管轄する立場でもある松井一郎大阪府知事の発言がひどい。

表現が不適切という問題にとどまらない。住民を見下し牙を向けて、尊厳を否定するような差別的発言をしていることが問題である。

大阪では「大阪維新の会」なる暴力的な集団が大手を振っている。大阪維新の会の政治手法は、住民の分断と対立を煽り、また自分にとって気に入らないとみなした相手は暴言や嫌がらせをしてもかまわないとばかりに相手が黙るまで徹底的に威圧したり、嘘や一方的な捏造でもお構いなしに一方的に騒いでまくし立てて相手を黙らせようとするという手法が、特徴の一つでもある。

そういう手法でギスギスとさせられている大阪の街。今回の暴言問題も根っこの部分ではつながっているといえるだろう。

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