住吉市民病院、跡地の民間病院暫定開院で補助金支出も

橋下・維新住吉市民病院

大阪市などがすすめる大阪市立住吉市民病院の統廃合問題で、跡地に誘致した民間病院の建設が遅れるとして、現在の病棟を使用して暫定開院させ、新病院建設までの間補助金を支出するとする計画が浮上している。

住吉市民病院
住吉市民病院

朝日放送 ABC webnews 2016年11月29日
【大阪】市立病院再編 誘致の医療法人に補助金も

再来年に閉院する大阪市立住吉市民病院の跡地に誘致した民間病院の建設が遅れ、市が年間数億円の補助金を出し、既存の病棟で開業させる計画を検討していることがわかりました。

産婦人科や小児科医療を担う市立住吉市民病院は、老朽化などに伴い、およそ2キロ離れた府立病院と統合され、再来年春の閉院が決まっています。市は地元の反発に配慮し、民間病院を誘致。住之江区で病院を経営する医療法人が、閉院と同時に跡地に新病院を建て、全ての病床を移転することで合意しました。しかし、医療法人が市民病院の北側敷地で新病院の建設を計画したところ、周辺の住宅の日当たりを確保できないことが判明。市と医療法人は、地域の「医療の空白」を避けるため、市民病院の病棟を活用し、「産科と小児科のみの分院」として開業させる方針で協議しています。医療法人は、並行して敷地内の別の場所に新病院の建設を進め、大阪市は、医療法人が2つの病院を経営する間、年間数億円規模の補助金で支援することも検討しています。

住吉市民病院については元々、設備の老朽化などに伴い、産科・周産期医療の拠点病院として建て替えて高度化する方針が出されていた。

しかし橋下徹率いる大阪維新の会が主張した「大阪都構想」なるものに巻き込まれる形で、大阪府・大阪市の「二重行政」の一つとして槍玉に挙げられる形で、府立病院と市立病院の統廃合の形で強引に統廃合が狙われた。

しかし統合先の府立総合医療センターにしても、現時点の患者受入状況が満杯であることや、大阪市南部医療圏では救急搬送されても他地域に回される患者数が多いなど、医療体制の不足が指摘されている。統廃合して病棟数を減らせばその分さらに受け入れ体制に困難をきたすことになる。

大阪市会では「跡地に民間病院の誘致」を付帯条件として統廃合計画を可決したものの、民間病院の誘致は2度にわたって失敗し、3度めに名乗りを上げた病院は小児・周産期医療の経験がなく体制が不安視されるという代物だった。民間病院を現住吉市民病院敷地に移転させる形での新病院建設が検討されているが、再び問題が浮上した形になっている。

病院の廃止ありきで対応するから、このような状況を招いている。大阪維新は引っかき回すだけ引っかき回して、都合の悪いことは知らん顔。

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