住吉市民病院、出産分娩受け入れ停止も:大阪市「やむを得ない」

ニュース住吉市民病院

大阪維新の会主導の統廃合計画が強引に進められ、周辺地域での小児周産期医療の体制がなくなると悪影響が指摘されている住吉市民病院廃止問題。

府立総合医療センターとの統廃合や、跡地に民間病院の誘致などを掲げたが、問題点や課題が山積みとなっている。

今度は、2017年度末には出産・分娩業務から撤退を余儀なくされるというニュース。

ABC Webnews(朝日放送)
【大阪】住吉市民病院 来年末にも「分娩」停止へ 12/5 19:19

大阪市立住吉市民病院が、来年末にも出産・分娩業務をやめることがわかりました。周辺には分娩施設が少なく、妊婦の受け入れ先の確保が難しくなる恐れもあります。

市立住吉市民病院は、およそ2キロ離れた府立病院と統合され、再来年3月末に閉院し、跡地に民間病院が建つ予定です。この計画を受け、市民病院は来年3月ごろ、初診妊婦の受け入れを制限する見通しで、来年末には、月に50件程度行っている出産・分娩業務の取り扱いをやめることがわかりました。市民病院の利用者が多い住之江区と西成区では、跡地に新病院が開業するまで出産できる施設は1つだけになります。院長はABCの取材に対し、「この地域での分娩機能ということに関しては、空白期間が生じるだろうというふうに思っております。残念です」と話しています。また、計画を進める大阪市は、「他の病院への紹介を強化するが、医療体制が不十分な時期が出るのは、やむを得ない」としています。

報道内容に唖然。

地域医療の空白期間ができる見込み、しかも「医療体制が不十分な時期が出るのは、やむを得ない」と大阪市が言っている。

統廃合計画は、こんないい加減な態度で進められてきたということである。

そもそも住吉市民病院は、老朽化に伴う建て替えを機に、小児周産期医療の高度医療を図る病院として整備する方針が進められ、大阪市会でも承認されてきたもの。

地元では、総合病院として充実してほしいという意見もあったものの、他の診療科は比較的代替が効くなどの条件もあり、小児周産期医療に特化する方向でまとまった。

しかし橋下維新が、「民間でできることは民間で」とか「府・市の二重行政」とか、地元要求とは関係ないところからおかしなことを言い出し、住吉市民病院も槍玉に挙げられた形になった。

そのことにより、必要な対応が取られず、廃止ありきの対応が取られて不要な混乱と困難を招くことになった。

跡地に誘致するとした民間病院も二転三転し、結局は南港病院に建て替え用地を提供する形になるだけ、産科・小児科の経験はなく専門医師も確保できない、建て替えにも支障をきたすことが判明し補助金をだしながら運営させるとか、余計なことをした末に無駄に混乱させた形になっている。

素直に、従来のように市立病院として運営していたほうが、安上がりだし、住民の利便性も高いということになった。

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