ネットニュースサイトでの地域ヘイトと思われる事例

橋下維新が、「あいりん地域の変な現象を面白おかしく騒ぐこと」の代名詞として「西成区」と呼び、その視点から「西成特区構想」なるものを振りかざし、地域ヘイトを加え続けているというエントリを書いてたところ、

維新信者のデマツイートを見つけた。 橋下市政は大阪維新の票が弱い西成区、浪速区にも手厚い行政を施した。堺市長のように支持票の弱い地域に...

ほぼ同じタイミングで、ネットサイトで変なニュースが飛び交ったとか。

ちょうど書いてたテーマとも微妙にかぶる。「ちょっと異次元?大阪・西成区の楽しすぎる日常4選」とか、タイトルからして嫌な予感。

西成区の地名は本来、ただの行政区の名前以上のものはない。「異次元」だの「楽しすぎる日常」と表現すること自体がおかしい。

開いてみると予感は的中。西成区の地名を「範囲も意味も違う、あいりん・飛田新地を面白おかしく言い立てて騒ぐ代名詞」の誤った意味でワケアリ扱いするという手法。悪質極まりない。

そこは行政上たまたま西成区に入っていたというだけで、別に「西成区」の地名を過剰に強調して騒ぐような場所ではない。

この手のネットで知ったかぶりして、事情通気取りで「あいりん・飛田」だけを面白おかしく「西成区」と騒ぎたがる連中の存在こそが、西成区への風評被害である。

かつてはあいりん関係者やそれに乗ったマスコミが騒ぎ、風評被害となった。市政や地元住民の地道な取り組みもあってそういった風評被害が収まる方向性も見えてきたものの、近年では橋下・維新が「西成特区構想」と称して全く同じ手口を蒸し返して政治的・行政的に騒いだことで、再びそのような風評被害・地域ヘイトが蒸し返されて強まる形になった。

こういう連中は、「ふたりっ子」「大フィル」「福井謙一博士」「イズミヤ」「りくろーおじさんの店」「(アンパンの)玉出木村家」「ヒシウメソース」「(たこ焼きの)会津屋」「こつまなんきん」「天下茶屋あられ」「史跡天下茶屋跡」「天神ノ森天満宮」「生根神社(だいがく祭・こつまなんきん祭)」など、西成区ゆかりの人や物・名所などは、決して出さない。

西成区の地名そのものは行政区の名称の一つに過ぎないという事実や、西成区内では各地域ごとに多彩な文化があるという事実にすら目を向けない。

西成区は「あいりん・飛田新地のおかしな現象を面白おかしく言い立てるための代名詞」と間違った意味としか思っていないから、「あいりん」「飛田新地」や、それに付随する「ガラが悪い」「貧困」などの本来の西成区とは縁遠いイメージを騒ぎたがるのに都合がいいようなネガティブなものばかり出したがる。

4選のチョイスも、2つはあいりん関連、1つは飛田新地、1つはスーパー玉出という顔ぶれ。少なくともあいりん・飛田は、西成区の「日常」とは程遠いものばかり。

しかも、スーパー玉出の話題を出したが、この説明も変。

そもそも本来は単なる街のよろずやから発展したスーパーマーケットにすぎないが、ネットでは「伝説」がネタになっている「スーパー玉出」をチョイスすること自体が微妙であり、変な意図が疑われる。

スーパー玉出について「西成では飛田新地付近などに店舗を構え」と説明している。

どんな説明なんだと。そもそも「玉出」ってどういう意味なのか。

玉出は西成区南部の地名であり、スーパー玉出の発祥の地でもある。スーパー玉出の1号店は玉出本通商店街の中に現存している。玉出は西成区である。

そこを無視して「西成では飛田新地付近などに店舗を構え」とは、無知なのか、地域ヘイト目的でわざとやっているのか。

こういう手法が、どれだけ西成区、天下茶屋・岸里・玉出・津守などに住む人や、その地域出身の人やかつて住んでいた・親戚がいるなど縁のある人に嫌な思いをさせてきたのか。