地域の実情を知らない吉村大阪市長の的外れツイート

吉村洋文大阪市長、ひどいツイートをしています。

大阪維新が西成区のことを知らないで、適当なパラレルワールドのイメージだけでゴチャゴチャ何かおかしなものの代名詞として騒ぐと言うことは、これまでもありました。特に卑劣なのは、橋下徹と大阪市議の井戸正利でした。

吉村市長のこの短文の中にも、事実の著しい誤認が多数あります。

「西成」の地名は「あいりん・新今宮の否定的イメージ」とイコールではない

維新にとっては「西成」の地名は、「あいりん地域・新今宮周辺の否定的イメージを面白おかしく言い立て、特殊な街呼ばわりして騒ぐための遊び道具」でしかないということを、如実に示しています。あいりんの貧困ビジネスなどと全く同じ発想です。

ジャガピーパークは旧津守小学校・津守幼稚園跡で開かれているものです。「西成特区構想」などとわざわざ銘打たなくても、地域の人が知恵を出して開催しているものです。

星野リゾートは新今宮駅前北側で、「浪速区」です。西成区ではありません。「あいりん周辺イコール西成」ではありません。

津守や天下茶屋・岸里・玉出など西成区の他の街にとっては「あいりんの否定的なイメージを面白おかしく言われたうえに『西成』呼ばわりされ、全然関係ないのに『行政上西成区になっている→西成区だからガラが悪い・貧困・・・などおかしなイメージに決まっている』とばかりに、自分たちの街のことかのように勝手に決めつけられる」事自体が、強い風評被害になっています。またあいりんと言われる地域についても、たまたま行政上西成区になっている地域にかかっているだけで、本来は地理的にも歴史的にも浪速区にもかかるものである上に市・府・国の広域課題でもあり、「西成」という地名を「あいりん」の代名詞に使う事自体が異常な行為です。

大阪市が検討している西成特区構想について、報告書が2012年10月13日に発表された。目を通してみたが、内容は全く期待できない。 問題...

「西成は確実に変わりつつある」という事自体、西成区全域をあいりんと同一視した上、特殊地域と決めつけている、それを維新だけが変えたというでたらめな事実認識に基づくものでしかありません。

西成区を特別視するいわれはない

街づくりについては、維新が現れる前から地域の人が地道に取り組んできたものです。また、西成区だからと特別に騒ぎ立てるものではありません。どこの地域でも、それぞれの地域の実態に根ざして、地域の人が地道に取り組んできたものです。

西成区自体は、お隣の住吉区・住之江区や阿倍野区西部と大差ない住宅街でしかありません。例えば「住吉ガー」とか「阿倍野ガー」とか、区全体を特殊地域呼ばわりするような嫌がらせ的な対応は、他の地域では聞いたことはありません。西成区だけ、そんなおかしなことがまかり通るのは、地域ヘイトです。

維新は西成区の住民の取り組みに水を差してきた

西成区の個別の課題で例示すると、橋下維新は西成区に対して地域ヘイトとも言うべき行為を繰り返してきました。

維新がまるでこれまでのあいりんの貧困ビジネス・自称「支援者」と同じ手口で、西成区を「特殊地域」呼ばわりすることで、地域ヘイト・事実に反する風評被害を広め、多くの地域住民や西成区に縁のある人を怒らせ、悲しませてきました。そういう認識の元で「都構想」をおこない、西成区をまるで「ババ地域」扱いしたことで、「西成区と一緒になると地価が下がる」など西成区への風評は強まりました。

津守幼稚園の廃園問題についても、廃園に反対する保護者に対し、維新市政のもとで「廃園が嫌なら、保護者が一定基準以上の入園希望者を集めろ」という筋違いの要求を突きつけました。保護者が無理難題をクリアしても「やっぱり廃止する」と廃止を強行しました。

維新市政が打ち出した住吉市民病院の廃止問題。病院自体は住之江区に立地しますが、西成区との境界付近にもあたり、西成区にとっても重要な位置を占める病院です。

住吉市民病院の廃止で小児周産期医療体制に著しく影響が出る恐れが出ていることについては、障がいや社会的課題を持った家庭のレスパイト医療という広域的な側面と同時に、地域医療という面でも、西成区、特に比較的子どもが多い区南部(南津守・千本・岸里・玉出地域)にも直撃することになります。