住吉市民病院問題、4つめの医療法人が進出に意欲?

ニュース住吉市民病院

産経新聞2017年7月14日付が、住吉市民病院問題について、7月13日までの周辺取材の内容として、「2018年度末に閉鎖する住吉市民病院の跡地に、社会医療法人愛仁会(大阪市北区)を誘致する」という内容を記事にした。

愛仁会は千船病院(大阪市西淀川区)など複数の病院を持ち、産科や小児科も持っているという。

大阪維新の会大阪市議、還流飯田哲史は記事を「誤報」だとするツイッターを流した。

しかし7月14日午後、この医療法人と同一と思われる法人が、住吉市民病院跡地に病院を進出する意向を持って大阪市に申し入れているという内容を、吉村洋文市長が取材陣に対して紹介したとする記事が出た。

産経での報道とは細部が多少異なるものの、相違点の内容は、記事全体を否定するようなまるっきりの誤報・デマというほどではない。

住吉市民病院問題では、地域での小児周産期医療の拠点病院がなくなることから、大阪市南部での産科・小児科の医療空白ができるという指摘がされている。

橋下維新が「府と市の二重行政」と言いがかりをつけて統廃合を強行した先の、住吉総合医療センター(仮称)では、物理的に病床数が減ることや、高度医療への体制など、課題は多い。

また住吉市民病院は、近隣の住之江区や西成区をはじめとした大阪市南部医療圏での地域の拠点病院であると同時に、重度心身障害児の一時預かり・レスパイトや、社会的に困難な妊婦への対応など、大阪市南部医療圏にとどまらず大阪市外も含めた大阪府下や近隣府県も含めた広域的な対応もおこなっている。そういった機能の継承も問題になっている。

愛仁会の動きについては、第一報の段階であり、今後詳細が出てくるのを待つべきではある。

しかしその一方で、過去3度にわたって民間病院の誘致が失敗していることからも、4度目も良くない結果になる不安もある。

大阪市のウェブサイトには気になる情報が。しかもこの不適切行為発覚から病院参入表明まで7ヶ月くらいしか経過していない。不祥事が発覚したばかりのところが、不祥事の関係先で、不祥事の内容とは直接関係ない別件とはいえどもよく新規参入できるなという謎。

報道発表資料 特定健康診査における新たな不適切な取扱いの判明について(続報)
問合せ先:福祉局 生活福祉部 保険年金課(06-6208-9875)
平成29年1月20日 14時発表

大阪市福祉局では、平成28年12月13日、大阪市国民健康保険の「特定健康診査(集団健診)」を受託している社会医療法人愛仁会(以下、「同法人」と言う)が実施した健診のうち、平成28年9月24日に実施した城東区保健福祉センターにおける健診について、不必要な採血を行うという不適切な取扱いがあったことを発表しました。その際、同法人からの顛末書を受けて他の健診会場では不適切な取扱いはなかったと発表していました。

その後、市民の方から、9月24日以外の健診会場においても同様の不適切な取扱いが行われていたとの申し出があったことから、同法人に対し調査を指示した結果、平成27年5月6日から平成28年9月25日までに同法人が実施した大阪市内全ての健診(211回 延べ11,479人)について同様の不適切な取扱いがあったことが判明しました。

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