街中の葬儀場、近隣対策されていないと批判され訴訟へ

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大阪市旭区・京阪電鉄千林駅近くの葬儀場が、近隣住民から営業差し止めを求めて訴訟を起こされたとか。

朝日新聞2017年7月12日付「千林駅歩いて1分、住宅地に葬儀場 住民提訴「配慮を」」や、産経新聞2017年7月12日付「「住宅地の公道上で葬儀」斎場の近隣住民、営業差し止め求め提訴 大阪・旭区」が報じている。

新聞記事では葬儀場の具体的な名称は出ていないが、千林駅から東側(千林商店街の反対側、地下鉄清水駅方面)に徒歩で約1分ほどの道路沿いで、元八百屋を改装した建物とのこと。

住民側によると、出棺などは道路をふさぐ形でおこなわれることになったり、臭い対策もされていないとのこと。一方で葬儀会社運営者側は、請求棄却を求めている。

新聞記事の内容をヒントにすると、問題の葬儀場と思われる場所が特定できる。近所には「葬儀屋反対」ののぼりがいくつも立っている。ストリートビューでは、数年前は確かに八百屋だった様子。

現地をみると、さして広くはない生活道路の前に立地している上、自前の駐車場もない。これでは、棺を運ぶ霊柩車や、参列者の送迎のバスやタクシーなどは路駐前提で、道路上をふさぐ形で運営されていることになる。

しかも排気ダクトらしきものは見当たらず、通常の換気扇で対応している様子。これでは、線香の臭いや、ご遺体の臭い、ご遺体を処理するドライアイスなどが、近所に垂れ流されることになる。

またプライバシー的なものも無頓着で、葬儀場入り口とお隣さんの玄関が向き合っているような形になっている。

さらに近隣住民には「事務所としてのみ使用し、葬儀は別に公民館などを借りておこなう」と説明していたが、葬儀会場として使用され、しかも近隣対策がされていないことで、近隣住民は困惑している様子。

大阪市では条例上、葬儀場運営には特に事前届け出や規制・制限などはないということである。近隣住民は「葬儀場を運営すること自体は別にかまわない」としているものの、このような近所迷惑なやり方での葬儀場運営には反対している様子。

これは別に地域エゴやNIMBYなどの話にすり替えられるべきではなく、極めて正当な要望ではないかと思われる。反社会的な活動をおこなう施設ではなく必要な施設ではあるが、近隣への悪影響が大きいような形で運営することは好ましくない。

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