維新・長谷川豊の無理筋「被害届」→不受理に

日本維新の会から衆院選に出馬した、元アナウンサー・長谷川豊。この人物は過去にも「透析患者は殺せ」「女の8割はハエ」など不適切な発言を繰り返していた経歴がある。

長谷川は2017年11月、「自宅住所が晒された」として警察に被害届を出したが、不受理扱いになったとブログに掲載した。

この事件は2017年10月の総選挙期間中のできごとにさかのぼる。

千葉県警の掲示板に「道路交通法(昭和35年法律第105号)第103条の規定による行政処分について公開による意見の聴取を行うので、同法第104条第1項に基づき、次の通り公示する」とする掲示が張り出された。公示対象者の中に、「長谷川豊 千葉市美浜区****」という名前と住所がある写真が、2017年10月14日にツイッターでアップされた。

「道交法103条の規定による行政処分」とは、具体的には、免許の取り消しや停止にかかるものである。

公示の対象となった「長谷川豊」が、元アナウンサーで維新から総選挙に出馬した長谷川豊と同一人物ではないかと指摘された。

長谷川は「事実無根。選挙妨害」などと激しく否定した。

それなりに同姓同名がいそうな名前でもあり、たまたま同姓同名だっただけの別人という可能性はないのだろうか。しかし、同姓同名の別人の可能性は完全につぶされた。

選挙の立候補者の自宅住所は選挙管理委員会が公開することになっている。維新から立候補した長谷川豊の住所と、公示対象者の「長谷川豊」の住所は、町名番地まで完全に一致していた。

ということは、公示の対象となったのは、長谷川本人だということになる。

事実無根や選挙妨害などと騒いだが、そのことで逆に、本人だったとばれてしまったというオチ。そのことを逆恨みして被害届を出したら不受理。一体何のコントなのか。

しかも長谷川は他にも、選挙期間中に「公営掲示板のポスターがはがされた」と騒いだがでっちあげの可能性が高いと指摘された件や、同じ選挙区から立候補していた陣営を事実上名指しするような形で「違法ポスターを掲示している」と勝手に決めつけてゆがめて攻撃したなどの事件も起こしている。

長谷川の手口は維新の体質そのもの

長谷川だけではない。維新の体質として、自分たちのデマやでっち上げなどは上等な一方で、自分にとって不都合な事実を指摘されるとデマだでっちあげだと騒いだり、何の法的根拠もない無理筋なのに被害届だ訴訟だ違法行為だと騒いで脅しをかけるようなケースが多い。

橋下徹教祖様からしてそう。自民党・中山泰秀衆議院議員に対して「アホボン」などと激しく罵りながら、逆に中山氏から名誉毀損発言を受けたと恫喝提訴、後でこっそり取り下げている。

維新大阪市議・佐々木りえの事件も。2015年の大阪市長選挙で、佐々木が選挙違反をおこなったと新聞報道で指摘された。しかし佐々木は報道が出たその日のうちにブログを更新し、「宣伝中に他陣営関係者から暴力を受けた」。しかしブログの内容を読んでも、「宣伝中に暴力を受けたという事実関係自体が曖昧」「何らかのトラブルそのものがあった仮定しても、相手が他陣営の関係者であると断定的に書いているが、そう判断できる根拠などどこにも記されていない」という代物で、「暴力事件のでっちあげ」と見なすべきものである。しかし吉村洋文大阪市長ほか維新幹部や一般信者がデマを広め、佐々木の選挙違反報道をもみ消そうと図った。

佐々木については他にも、「マンション児相」強行設置策動問題に関連して、当時教育こども委員だったことで当該マンション住民から要望を受けたことを「住民はクレーマー」扱いでねじ曲げて騒ぎ、それを受けて維新を支持する「信者」がツイッターでその住民のアカウントに嫌がらせの集中砲火を浴びせる事件もあった。

2015年の大阪W選挙では、共産党陣営に対し、選挙違反などと難癖をつけてその場で恫喝したり、警察を呼ぶなどして活動を妨害する行為が、大阪府内各地で組織的に繰り返された。警察も通報があったからとりあえず来るが「選挙違反ではない」とすぐに帰っていったという代物。嘘だとわかっていながら、気に入らない陣営を陥れたり妨害するためには手段を選ばないという手口。

共産党の宮本岳志衆議院議員が、大阪W選挙の最中にフェイスブックで「維新は一般の運動員には選挙違反などと絡んで妨害するのに、私が地域の運動員と一緒に宣伝したときには、維新運動員は『先生、ご苦労様です』とていねいに挨拶してきて、妨害などはなかった。選挙違反というなら、(国会議員の)私がしても選挙違反のはずだが、こういう弱い者いじめのようなことは一番嫌い」という趣旨を書いていたというなんともいえない話も。維新のしていることには全く道理がないということを示すエピソードではある。

長谷川の行為も、これらの「維新の体質」を忠実になぞっているといえるだろう。