公園の噴水、メンテナンス放置して大半故障させる:大阪市

大阪市の公園の噴水について、使用停止されたままメンテナンスされることなく放置していたことで、全体の約7割にあたる95ヶ所で故障した、うち89ヶ所は修復不能で撤去を余儀なくされるというニュースが流れている。

読売新聞のウェブ版(2018年1月18日配信)『大阪市の噴水、7割故障…3・11後、管理放置』が報じている。

記事によると、概略で以下の内容が指摘されている。

  • 2011年3月に発生した東日本大震災に伴い、電力不足が懸念されたことから、節電対策として噴水設備133ヶ所の稼働を一時的に停止した。
  • 一部については稼働を再開したものの、2012年度以降も引き続き停止されたままになっていた施設も多数生まれた。
  • 停止中にも半年に1回程度、機械類の試運転や定期メンテナンスが必要だが、放置されていた。
  • 放置されていたことに気づいて調査すると、停止中の設備のうち95ヶ所で、内部のポンプや浄水装置がさびるなどして故障し、稼働しなくなっていた。
  • 市の担当部局は、各施設ごとの利用状況や補修見積費用などを総合的に勘案し、89ヶ所については修復よりも撤去が妥当と判断した。

全くもってお粗末な経過である。

東日本大震災の発災当時は平松邦夫市長だったが、9ヶ月後の2011年12月より橋下徹が市長に就任し、この事態が起きた時期の大半は維新市政下となっている。

担当者の引き継ぎの不十分さなどもあったのだろう。その一方で維新市政では「目立つ場所」にばかりお金をかけたうえすべて「自分たちだけの成果」かのように過剰にアピールしたがる一方、公園整備をはじめ、市民生活を地道に下支えする「目立たない場所での目立たない取り組み」を極端に軽視する、ないしは敵視する傾向が強い。

そういう維新市政の姿勢が、公園の噴水という具体的な事象でも悪影響を及ぼしたのではないかと思われる。