「都構想」:4区案で進める・区名残すという欺瞞

大阪市の廃止・解体構想、いわゆる「都構想」。

「4区案」の欺瞞:大阪市の廃止・解体自体が否定されている

維新の側は2018年2月22日の法定協で「4区案」で進めたいとする意向を示したという。

しかし大阪市の廃止・解体そのものが、2015年5月17日の住民投票で明確に否定されている。

維新は橋下徹教祖を筆頭に、一度断念すると明言したものである。しかし2015年11月の大阪W市長選挙に勝利したとして、「都構想再挑戦の民意が示された」と勝手に決めつけて、なし崩し的に蒸し返したものである。

しかし大阪W選挙で維新は、都構想について徹底的に隠していた。

吉村洋文大阪市長が「政治は選挙を通じた市民との約束を守り、前へ進めるのが役割だ」などとツイッターで書いているが、市民との約束は「都構想否定、大阪市廃止・解体の否定という民意」である。住民投票の結果は法的拘束力を持つ。

「区名を残す」の欺瞞:大阪市そのものを解体することが許せない

吉村市長は大阪市の廃止・解体に関連して、特別区への解体後も現行の24の区名と町名を残すことを検討するという構想を示したという。

これは、2015年の大阪市廃止解体と似たようなことを想定しているのではないかと思われる。

新特別区の町名について、現行行政区の区名を冠称として現町名の上にかぶせる方式ではないか。

大阪市中央区難波→○○区中央難波、大阪市浪速区日本橋→○○区浪速日本橋、など。

大阪市北区梅田→○○区北梅田(梅田のど真ん中が北梅田?)、大阪市西区南堀江→○○区西南堀江(方角めちゃくちゃやん)、大阪市福島区福島→○○区福島福島(くどい)とか、変なものが出る可能性もあるけど。

くだらない突っ込みはともかく、そもそも大阪市あっての24行政区であり、各地域・町である。単純に名前だけ残せばいいというのはごまかしである。

24行政区体制については、必要だと考えられる場合には区の合併・分割・境界変更などの再編をおこなうことは、理論的にはありうるだろう。しかしそれは大阪市だからできること。

特別区は「大阪市の区の再編」ではない。大阪市そのものを解体するという暴挙である

大阪市を廃止・解体することは、大阪市というシステム、地域住民のよりどころをなくすことにつながる。それどころか、大阪市が持っていた財産・権限をなくすことで、地域コミュニティを壊されること、大きく変質させられることになる。

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