2018年2月、大阪市立大学と大阪府立大学の運営法人統合の議案が大阪市会で可決された。
それを受けての吉村市長のツイッター発言。
市大と府大の統合。市民府民の生活の質を高め、大阪が日本を牽引する大都市に成長するために、「知の拠点」として、それぞれが持つ英知を結集してもらいたい。国立大学のコピーは目指さない。大阪市議会 大学法人の統合可決|NHK 関西のニュース https://t.co/t5Z8NRKsPz
— 吉村洋文(大阪市長) (@hiroyoshimura) 2018年2月23日
なんか、どこかで聞いたようなことを「コッピー」しているような。
大阪市立大学の前身となった旧制大阪商科大学の設立に際して、「昭和の名市長」ともうたわれた当時の大阪市長・関一の言葉。
「国立大学の”コッピー”であってはならぬ」
これを踏まえて言ったつもりなんだろうか。
しかし、関一はこうも言っている。「大学は都市とともにあり、都市は大学とともにある」
関一大阪市長時代に、市立商業高等専門学校を母体にして設立された旧制大阪商科大学は「都市・大阪を背景とした学問の創造」の理念を掲げ、後身の現在の大阪市立大学にも建学の理念が継承されている。
一方で維新は、「都市」も壊そうとする、「学問の創造」も阻害するような対応を繰り返してきた。
大阪市の基礎を作った功労者のひとりでもある関一市長と、大阪市を壊そうとしている維新市政が、同じ土俵に立とうとするなどおこがましい。