大阪市の廃止解体策動:また区名の問題に矮小化しようとしている維新

大阪維新の会が2015年の住民投票で否定されたのにしつこく蒸し返している、大阪市の廃止解体して現市域を特別区に分割しようとしている、維新が「大阪都構想」と呼ぶもの。

この「大阪都構想」なるものに関して、現在の市域の東南部ならなる「南区」を「天王寺区」に名称変更して提案しようとする動きがあるらしい。

南区を「天王寺区」に 維新調整

NHKニュース 2018年8月15日08月15日 07時17分

いわゆる「大阪都構想」で、大阪市南部の5つの区を再編してつくるとしている「南区」について、大阪維新の会は、市民へのアンケート調査の結果、「天王寺区」の名称が望ましいという意見が多かったとして、今後、法定協議会に、「天王寺区」への変更を提案する方向で調整しています。

大阪府と大阪市は、いわゆる「大阪都構想」を導入した場合、いまの大阪市を4つの特別区に再編するとしています。
このうち、天王寺区や阿倍野区など5つの区を再編してつくる「南区」について、大阪維新の会は、「天王寺区は歴史がある地区で名称に愛着を持つ市民も多い」として、「南区」と「天王寺区」のどちらの名称が望ましいか、8月、大阪市民を対象に電話などによるアンケート調査を行いました。

この結果、「天王寺区」の名称が望ましいという意見が多かったとして、今後、法定協議会に、「天王寺区」への変更を提案する方向で調整しています。

大阪維新の会は、16日、党の戦略本部会議を開き、こうした方針を確認することにしています。

大阪維新の会は、先に、淀川の周辺に設けるとしている「東西区」の名称についても、「淀川区」に変更するよう求めています。

ふざけているのか。

まず、「大阪都構想」なるものは住民から明確に否定され、過去の歴史的事象でしかない。維新の会も一度引っ込めるといったものを、しつこく持ち出すこと自体、人間としての良識を疑う。

また、事の本質は「大阪市の廃止・解体」であり、「行政区の合併」ではない。特別区と行政区では大きく異なる。「区の名称の問題」にねじ曲げていることも許しがたい。地域の歴史文化に関する理解も敬意もないから、区の名称をいじるだけで「解決」となめた対応を取るのだろう。

「東西区→淀川区」の時もそう。二度目。卑劣極まりない。

「今までも これからも 私たちは 大阪市民 ですねん」と掲げたワープロ打ちのポスター(西成区内にて)
「今までも これからも 私たちは 大阪市民 ですねん」(2015年、西成区天神ノ森で。撮影地周辺も元々は天王寺村でした)
生野区の商店街に貼られていたワープロ打ちポスター「わたしたちのまち あたたかい生野区を なくさないでください」
生野区の商店街にて。2015年の住民投票時に張られていました。