松井大阪府知事、台風災害復旧放置して「大阪は災害に強い街」アピールで万博誘致へ

2018年9月4日の台風21号では、大阪府下の多くの地域に被害をもたらし、府内南部を中心に1週間近く経っても停電が続いている。また停電から復旧した地域でも、家屋の損傷や人的被害など、被害状況の全容も十分に把握し切れてない状況となっている。

そんな中で松井一郎大阪府知事は、9月7日に維新代表として沖縄県知事選の推薦状を渡しにいったことに続き、9月9日よりヨーロッパに万博誘致のために海外出張を強行した。

しかも出張に際して言い残した内容が、極めてひどいもの。

「大阪は災害に強い街」 松井知事、欧州へ

(よみうりテレビ 2018年9月9日 11:35)

大阪府の松井知事は9日朝、万博誘致のためにヨーロッパへ出発した。台風21号の復旧状況を受け、「大阪は災害に強い街だ」とアピールする意向。

松井知事「国際的なビッグイベントだから、マイナス評価になりますけど、一週間もたたないうちに飛行機は飛び出しているわけです。災害にも強いということを相手に伝えたい」。松井知事は万博誘致のために、関西空港からヨーロッパへ出発する予定だったが、台風21号の影響で中部国際空港から出発した。

今月4日の台風で一時、閉鎖した関西空港では7日から国内線、8日からは国際線の一部で運航を再開している。松井知事は、迅速に復旧しているとして「大阪は災害に強い街だ」とアピールする意向を示した。

一方、関西電力によると、近畿では約3万軒で停電が続いていて、完全復旧を急いでいる。

よみうりテレビ 2018年9月9日(画面キャプチャ)
よみうりテレビ 2018年9月9日(画面キャプチャ)

台風から5日経った9月9日の大阪の街では、いまだに停電が復旧していない場所も多数ある。

がれきなどは、道路に散乱したものは片付け作業が進んでいるものの、道路の端や公園などに暫定的に寄せられたままの状態のものも多く、回収作業が追いついていない状況。

がれきが電線などに引っかかったまま、周辺道路を通行止にしている状況の箇所もあると聞く。

公園の倒木などにも十分に手が付けられていない。

瓦や壁が落ちているとして、立ち入り禁止になっている家屋もある。

また山間部などでは、倒木で集落への道路がふさがれているとして、被害状況の把握すらままならない状態になっている箇所もあるという。

関空では、空港島が浸水、橋の損傷も加わって約8000人が取り残される事態になった。松井知事は取り残された人について「わざと取り残した」かのような発言をおこなった。連絡橋の復旧が十分ではないもと、空港島の無事だった部分を使って一部再開した。そのことで「一週間もたたないうちに飛行機は飛び出しているわけです」と一面的に言い立て、そして関空以外の大阪府の多くの地域での被害を無視して「大阪は災害に強い街だ」と万博誘致のアピールをしようなど、ふざけているのだろうか。

府民の暮らしや災害復旧を無視する大阪府知事、そしてそのような知事を生み出すような大阪維新の会はいらない。