維新、2019年統一地方選挙予定候補(一次公認)を発表

大阪維新の会は2018年9月13日、2019年統一地方選挙の一次公認を発表した。

府議予定候補42人、大阪市議予定候補37人などとなっている。

大阪市議選公認状況を読み解く

大阪市議選の一次公認は37人。ほぼ出そろった感がある。追加公認があるとすれば「鶴見区2人目」「西区2人目」「平野区3人目」のプラス3人くらいまでだろうか。

定数増の北区(3→4)・中央区(2→3)ではそれぞれ、前回は1人擁立から2人擁立に増やしている。西区も定数増(2→3)だが、現時点では1人の擁立にとどまっている。西区は日本一維新の得票率が高い地域でもあり、2人目を擁立する可能性も捨てきれない。

前回2人当選した鶴見区(定数3)では、一次公認では1人にとどまっている。2人目を擁立する可能性もある。

淀川区(定数5)では前回3人擁立して2人当選したが、今回も3人擁立することを決めた。

旭区(定数4)は現職奥野康俊の引退表明で、後継には定数減となる東淀川区(定数6→5)から宮脇希が国替えするとのこと。東淀川区は前回6人区で3人擁立し3人とも当選したが、5人区への減員で宮脇を除く同区選出現職2人の擁立となる。

都島区(定数3)では、前回はイドマサ1人のみ擁立したが、2人擁立も視野に入るほどの大量得票をしていた。今回は西成区から国替えの現職岡田やすともと、新人の2人を擁立する。3議席独占は厳しく、イドマサは都島区から市議選には出馬しない可能性が高まった。もっとも、府議選の都島区選挙区予定候補が未定であることや、他区への国替えでの市議選出馬、国政や市長選の可能性も捨てきれないことなど、気を抜けない。

定数減の西成区(定数5→4)では、前回通常選挙では維新が2議席確保、市議補選でさらに1議席を追加獲得して3人になっていたが、2人の擁立となる。

西淀川区(定数3)では新旧交代。

維新の「モンスター」

維新は他党(の一部議員や一部支援者)の「悪いところ」とよく批判やお叱りを受けることを「悪いところ取り」して勢力を伸ばしてきたともいえるような、モンスター政党である。

自民党や一部議員・支持者への批判としてよく言われる「一部の人への私利私欲・利権を目指す政治」。

共産党や一部議員・支持者への批判としてよく言われる「組織の看板を『権威』扱いで振りかざして威張り散らし、一度気に入らないと見なした相手には事実関係お構いなしに、組織の看板をちらつかせて徹底的に叩き潰すとばかりに、パワハラ・モラハラ同然の攻撃をおこなう」。

公明党や一部議員・支持者への批判としてよく言われる(これは共産党への批判としてもよく聞かれるが)「誰か上層部の有力者や司令塔が何か示せば、末端は自分で事実関係の吟味などをせずに、上から言われたことをそのまま広めるだけの盲目的な運動員となる」。

旧民主党などの一部議員・支持者への批判としてよく言われる「主張の中身が軽い。デメリットが生じる可能性なども含めてじっくりとシミュレートして政策や主張を打ち出したわけではなく、思いつきで適当な人気取りでいい加減なことをぶち上げて、別のところに重大なひずみを出す」。

それらの他党に対する批判とされる部分をすべて併せ持っているのが、維新という存在である。

他の各政党ではそれぞれ、中の良心的な人たちは、「一部の狂信的な支持者や末端組織が、そのような批判を受けるべき行為をした」という暴走に心を痛め、中でそのようなことを起こさせないために克服を図っているとも聞く。

他の政党のことはともかく、維新はそういった他党の「悪いところ」だけを取り出して寄せ集め、煮詰めたような形になっている。

そういう「負の原動力」に対して、それぞれの立場から対峙していかなければならない。

2019年統一地方選挙では

2019年4月実施の統一地方選挙では、大阪府議選・大阪市議選を含めた議員選挙がおこなわれることになる。

大阪では、維新の議席を一つでも多く減らすのが重要課題となってくる。

2015年に否定されたはずの「大阪都構想」=大阪市の廃止解体策動を蒸し返して無駄な税金と時間を投入する一方で、身近な市民生活は軽視。教育予算をおかしなことにばかり使っていること(8倍は嘘)、学校統廃合、学力テストでの教職員評価など、教育の混乱。住吉市民病院での混乱など、医療への悪影響。防災対策や災害対応は極めていい加減で、ゲリラ豪雨や地震・台風などで被害が出ても被害は放置して、普通の首長・行政ではありえないようなことばかりして余計な混乱ばかり招く。――維新はそんなことばかりしている。問題外。

他の政党については、「都構想」なる大阪市の廃止・解体ではなく生活密着型の施策をというかなり大きな枠では一致している。その上で、それぞれ独自の立場の大阪府政・市政への提案をおこなっている。一人一人が有権者として、各政党の施策について、「都構想」反対という大枠や、独自の提案部分をじっくりと検討した上で、自分の考え方により近い政党・候補者を支持していくことで、全体として維新以外の政党・議員が増えていくような形にするのが望ましいのではないかといえる。