住吉市民病院問題、跡地活用で維新がびっくり主張

2018年10月24日、大阪市会本会議。

住吉市民病院問題について、驚くべき見解が飛び出した様子。

大阪維新の会・片山一歩市議(住之江区選出)が当日おこなった一般質問発言の内容が、維新大阪市議団ウェブサイトにアップされている。

新病院や住之江診療所と近隣の病院との連携について

次に、新病院や、住之江診療所と近隣の病院との連携についてお伺いします。
認知症に関する高度かつ専門的な支援拠点としての機能を発揮し、住み慣れた地域で生活できる社会を実現する新病院として検討会議を立ち上げ検討を進めているとのことです。
現在の中間とりまとめで新病院は、市大医学部附属病院の運営が想定されており当然ながら市大病院との一体的な運営が期待できます。一方で地域住民にとっては、むしろ距離的には近い府市共同住吉母子医療センターを置く大阪急性期・総合医療センターとの連携強化が必要ではないかと考えます。

(中略)

今、大阪府市共同住吉母子医療センターとの連携強化について検討していくとのご答弁をいただきましたが、私は、本来、住吉市民病院跡地に住吉母子医療センターがサテライトとして新病院の小児・周産期医療を一体的に運営した方が、地域住民にとっての安全・安心につながり、ひいては住吉母子医療センターの患者数の増加にも貢献できると考えています。

えっ・・・。

あまりにもな内容に、目を疑った。

当該部分の録画中継でも、議場がざわめいている様子、片山議員が議場の空気の異変を察知して反応している様子が見て取れる。

しれっと言っているけど、これ、大阪維新の会のこれまでの主張を大きく覆す重大なもの。

住吉市民病院の統廃合には道理がなかったと、事実上認めていると受け取れるものではないか。

維新の主張によると、わずか2kmほどの近い距離に分娩施設を持つ病院があるから二重行政で不要、だから統廃合するという理屈だった。

その理屈で、「地域の分娩施設がなくなる」「地図上ではわずか2kmかもしれないが、住之江区や西成区方面からは急な坂道を挟んだりバスの便も少なく行きにくい」「近隣の主な医療圏(住之江区・西成区を中心とした地域)だけではなく、社会的困難を抱えている親子を広域的に受け入れ、他の病院では例を見ない手厚い対応をおこなってきた」などの地域住民や専門家からの指摘を無視して、統廃合をごり押ししてきたのではないか。

連携強化やサテライト機能設置自体はまあそれはそれとして、しかし「維新がそんなことをいうか」という驚き。あまりにも想定外過ぎて、唖然とした。