「西成特区構想」でまたおかしな宣伝する吉村市長

2018年10月31日、「西成特区構想 まちづくりビジョン有識者提言」が大阪市長に報告された。

報告時刻は午前11時半から12時。約3時間半前の午前8時時点で、当方のツイッターでこのように予想した。

やはり予想は当たった。内容が内容だけに当たってもうれしいものではないが、報告を受けてから約1時間後の12時53分、吉村市長はこんなツイートを。

またここでは引用しないが、狂信的な維新信者がツイッターで吉村に同調して、「西成区」のことは何も知らないのにおかしなことを言い立てているケースも多数あった、

吉村の主張は、事実認識すら間違っている。全くいい加減なもの。

「西成特区構想」なるものは、以下の問題がある。

「西成」の地名を、推進する側の都合に合わせて恣意的に使っている。あいりんでの特定の否定的な現象のみを想定し、それと「西成区」をイコールにしている。「あいりん」と「西成区」は同義ではない。

そして「西成」の地名を、西成区全域が「不法投棄ゴミ、迷惑駐輪、落書き、違法薬物売買」のどうしようもない街かのような何かおかしなもの扱いで、偏見をもって使うという代物。あいりんではそういう課題が目立っていても、西成区の他地域では大阪市の平均レベルでしかない。

西成区でも中南部・東部や西部は、他区と大差ないのに「特殊な街扱いでゴチャゴチャ騒がれる」代名詞として「西成」と扱われること自体が強い風評被害になっている。西成区の人はそういう言われなき風評被害の解消を求めて地道に取り組んできたにもかかわらず、「西成特区構想」で誤った風評被害を蒸し返され、強められた。

またあいりんと地理的に重なる地域でも、そうではない地域でも、地域の住民や住民団体が中心となって、地域の人の要望から出発して「地域の人が暮らす街」としての街づくりを地道に図ってきた歴史がある。

維新は地域の人たちの地道な街づくりや市民協働の取り組みを嘲笑しておきながら、まるで「維新だけが一から取り組んできた、今までの住民や行政は何もせずに環境悪化に身を任せてきた」と嘘をつき、地域住民の取り組みで都合の良い部分だけを「維新の成果」かのように横取り。「西成特区構想」でまともに見える部分はすべて、地域住民と維新以前の市政の取り組みの成果。しかし歴史を無視して、都合のいいところだけはそのまま「維新のおかげ」「西成特区構想」と言い立てているだけに過ぎない。

あいりんの課題は、都市の発展に伴い人口が流入したことによる広域課題である。特定の地域に押し込めるものではないし、元々の地域の人由来のものでもない。課題解決策を「西成区」だけに求めることは間違っている。