無駄な大型開発で「10大名物」、これが大阪都構想

 大阪都構想の実現を目指す、2012年1月26日の府市統合会議。ここで大阪府・市の特別顧問を務める堺屋太一氏が「10大名物」を4年以内につくる構想を提案した。
 その10大名物、高度経済成長期の1960年代のアホな発想というべきもの。大阪都構想が市民の暮らし向上には役立たない、ただ大型開発を推し進めるだけだということを自ら暴露している代物である。

(1)道頓堀に全長2キロのプールを作り、世界遠泳大会を開催。
(2)2015年に「大阪都発都記念博覧会」を開催し、巨大歩道橋を建設。
(3)御堂筋を美術デザインストリートに。
(4)大阪市か堺市に1万平方メートルの超大型ビジョンを作る。
(5)建設中に近鉄あべのタワーに「驚愕展望台」を設置。
(6)JR大阪駅大屋根下に「空中カフェ」を作る。
(7)うめきた2期地域に高層マンションと空中緑地。
(8)うめきた1期の「ナレッジ・キャピタル」を世界的名物に改善。
(9)南港に「エレクトロ・ゲームセンター」を設置。
(10)関西空港と舞洲を一体にして国際特区に。

 何がしたいのか訳の分からないものもあるが、とにかく大型開発でハコモノを作って客を呼び込もうという前時代的な発想であることは間違いがない。


(1)道頓堀のプール
 河川の水質浄化とプール設置は、似ているようで全く違う。市民の誰がこんなものを必要としているのだろうか。
(2)博覧会と巨大歩道橋
 博覧会自体が前時代的な発想。必要なところに歩道橋を造ること自体はありえても、必要のないところに巨大歩道橋を造って集客を図るという発想自体がおかしい。
(3)御堂筋を美術デザインストリート
 今でも大阪市は御堂筋に彫刻作品を置くなど、整備に努めている。大阪都じゃないとできないというわけではない。
(4)超大型ビジョン
 必要性を検討せずに作ること自体が目的化しても。
(5)あべのタワーの驚愕展望台、(6)大阪駅の空中カフェ
 現時点では何をしたいのか不明。
(7)うめきたに高層マンションと空中緑地
 普通の緑地ならまだしも、高層マンションと空中緑地では建設費用だけがかさんで入居者が少ないという最悪の状態も
(8)「ナレッジ・キャピタル」を世界的名物に改善。
 現時点では何をしたいのか不明。
(9)南港に「エレクトロ・ゲームセンター」を設置。(10)関西空港と舞洲を一体にして国際特区に。
 こういう集客は前時代的。さて、カジノ構想の言い換えなのだろうか。