2019年大阪市議選選挙公報で気づいたこと

2019年大阪市議選の選挙公報、24区分をざっとながめてみる。

いわゆる「大阪都構想」について

維新は「大阪都構想」を掲げる候補はそれなりに目立つが、大阪市の廃止・解体という本質は隠したまま。「二重行政の解消」とイメージ操作しているが、何が「二重行政」なのか具体的な内容は示せていない。

党派・会派として「都構想」反対・大阪市存続を打ち出している自民・公明・共産・立憲の各候補者は、「都構想」反対をどこかに入れている傾向が目立つ。

教育関連予算8倍

それはすでに2015年の時点から「維新の重点事業だけを恣意的に抜き出して比較したもので、教育費全体では横ばいデマ」と指摘されているものなのに、複数の維新候補がその数字を公報にも使ってる。

チャレンジテスト・大阪市統一テスト

共産に「府に中止を求める・廃止する」と明言した候補者が複数。

敬老パス無料化

維新の複数の候補者が、「維新の実績」としてあげているのだが、それ違うんじゃないの。一度有料化したのは維新。その後戻したという経過。

住吉市民病院

住吉市民病院については、住之江区の共産・自民・無所属(野党系)候補と、西成区の共産党候補が、入院ベッドの確保を求める内容を記載している。

一方で維新の佐々木りえ(住之江区)が実績として「認知症医療向上のため住吉市民病院跡に弘済院を誘致」と記載。辻淳子(西成区)も住吉市民病院や弘済院の固有名詞こそ出していないものの、「認知症医療の病院を誘致」が実績だと記載している。

住吉市民病院をつぶしたのは維新、民間の小児周産期医療病院の誘致も失敗し、最終的には「かねてから建て替え計画があった弘済院を住吉市民病院の跡地に移転させたい」と、事前の関係者への調整なしに吉村洋文大阪市長がぶち上げて政治的ごり押しで既成事実化させたもの。いわば吉村・維新市政の失策の穴埋めで利用された形であり、「誘致した」とか実績気取りでいうのは違うんじゃないの。

珍記述というべきか

以下、維新候補者のおかしな記述に突っ込み。

佐々木りえの中では「地下鉄敷津長吉線」が橋下の構想になっているらしい

佐々木りえ(住之江区)は選挙公報で「前橋下市長が描いた市営地下鉄案がありました」として「敷津長吉線」(住之江公園~喜連瓜破)をあげ、万博IRでその構想を復活させたいとぶち上げている。

敷津長吉線は橋下が市長として構想を練ったものではないのだが。

今のニュートラムとその延長部分にあたるものとして南港方面から大阪市南部方面に東西の鉄道路線を敷く、いわば敷津長吉線の前身ともいえる構想は1970年代からあった。敷津長吉線として具体的な構想がまとまったのは1982年。

1982年は佐々木りえが生まれた年だし、橋下も中学生の頃。橋下が構想を作ったとは、どこのパラレルワールドの住人なんだろう。

宮脇のぞみの奇策

宮脇のぞみ(旭区に鞍替え)の選挙公報が変なところで目を引いた。「大阪維新の会重点候補」だとか「維新政治塾1期生最優秀卒業生」とか書いてあるけど、そんなのしらんがな。

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